華やかな孤独 作家 林芙美子

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  • 尾形明子
  • 四六上製 296ページ
    ISBN-13: 9784894348783
    刊行日: 2012/10
  • 林芙美子の真実に迫る!

    誰よりも自由で、誰よりも身勝手で、誰からも嫌われ、そして誰よりも才能に溢れた作家がいた。
    「この世の中に何一つ自由はない。底なしの空虚が時々私の心におそつて来る。小説を書くと云ふ事、人の心にふれる小説を書くと云ふ事が私のよるべであり、私の生きてゆく力であらう。」林芙美子(「暗い花」あとがき)

    ◎同時代を生きた女性作家を取材し、その証言をもとに新たな林芙美子像を時代の中で浮彫りにする。
    ◎戦争の渦中、そして戦後の占領下、林芙美子はどう生き抜き、何を書いたのか?
    ◎林芙美子の最後の恋人、高松棟一郎の実像とは。

    目次

    序章 葬 儀
      一九五一年六月二八日
      黍 畑
      孤 影

    第一章 芙美子、歩き始める
      左内坂
      落合川
      銀 座
      浅加園

    第二章 蒼馬を見たり
      日比谷野外音楽堂
      長谷川時雨邸
      詩集『蒼馬を見たり』
      遠賀川

    第三章 下駄で歩いた巴里
      セーヌ川
      パリ十四区
      マロニエ並木
      アルジャントゥーユ
      ノエル
      ロダン美術館
      カフェ・リラ

    第四章 漢口一番乗り
      湯ヶ島温泉
      「陸軍ペン部隊」
      最前線へ
      漢口入城

    第五章 夕映え
      晩 菊
      紅蓮の?
      敗 戦

    終章 ?燭はまだ燃えてゐる
      夢一夜
      ? 燭


    あとがき
    林芙美子 年譜(1903-51)
    参考文献
    人名索引

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