「古代学」とは何か――展望と課題

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  • 上田正昭
  • 四六上製 336ページ
    ISBN-13: 9784865780086
    刊行日: 2015/01

古代を総合的に捉える!

■文字史料を批判的にも考察しつつ、遺跡や遺物、神話や民間伝承なども総合的に考察することによって日本古代の実相を明らかにするのが、 “古代学”である。
■この視座から、朝鮮半島や中国など東アジア全体の中での日本古代史を、また支配層だけでなく民衆をも含めた社会全体のありようを描く。
■神道のありよう、「天皇」号の始まり、鎖国史観の是正、日本版中華思想の克服、沖縄のまつり……独特の着眼点を盛り込んだ、必携の「古代学」入門!


目次

 序章 「古代学」の発展をめざして

第Ⅰ部
 第1章 倭の五王の実相
 第2章 治天下大王から御宇天皇へ
 第3章 大和飛鳥の倭京誕生
 第4章 天武朝の歴史的意義
 第5章 『古語拾遺』新考

第Ⅱ部
 第1章 日本版中華思想の克服
 第2章 高句麗文化と古代の日本
 第3章 鎖国史観の是正
 第4章 稲荷信仰の史脈
 第5章 沖縄のまつり

結びの章 日本の神道の課題
 〈付論〉私の古代学の背景


 あとがき

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