〔社会思想史学会年報〕社会思想史研究 No.39 [特集]社会思想としての批評

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  • 社会思想史学会 編
  • A5並製 376ページ
    ISBN-13: 9784865780437
    刊行日: 2015/09

〈特集〉社会思想としての批評
上村忠男/宮﨑裕助/三島憲一

〈公募論文〉
小谷英生/斎藤拓也/金山準/西村木綿/河野裕康/尾場瀬一郎/遠藤健樹/橋爪大輝/坂井礼文

〈書評〉
橋本努/石黒盛久/森岡邦泰/伊藤誠一郎/岡村東洋光/森村敏己/鳴子博子/水田洋/小松佳代子/高草木光一/杉田聡/黒川伊織/西谷修/初見基/細見和之/森田雅憲/鵜飼哲/齋藤純一/田中ひかる/内田弘/小田川大典



目次

〈特集〉社会思想としての批評

〈論文〉
ヘテロトピアからのまなざし〔エドワード・W・サイードと批評の可能性〕 上村忠男
美的情動批判〔ポール・ド・マンの美学イデオロギー論再考〕 宮﨑裕助
芸術批評の概念に関する小論 三島憲一


〈公募論文〉
カント『世界市民的見地における普遍史のための構想』の思想史的分析
 〔〈人間の使命〉論争、メンデルスゾーン、ガルヴェ〕 小谷英生
民主政のパラドクスとカントの共和制概念 斎藤拓也
「絶対」から「均衡」へ〔前期プルードンにおける私的所有批判の論理〕 金山準
民族の「自決」とは何か〔ユダヤ人「ブンド」の問いをめぐって〕 西村木綿
ヴァイマル中期のヒルファディングの連立政策論と社会経済思想 河野裕康
グラムシ『獄中ノート』における常識論の位相 尾場瀬一郎
世俗化テーゼと政治神学〔カール・レーヴィットとカール・シュミットの対決〕 遠藤健樹
関係の創設と人格の開示〔アーレント「活動」概念の再解釈〕 橋爪大輝
贈与型資本主義に基づいたコジェーヴの国家論
 〔合衆国は「共産主義」の最終段階に到達したのか〕 坂井礼文


〈書評〉
『社会思想の歴史――マキアヴェリからロールズまで』(坂本達哉著) 橋本努
『ヨーロッパ政治思想の誕生』(将基面貴巳著) 石黒盛久
『野蛮と啓蒙――経済思想史からの接近』(田中秀夫編) 森岡邦泰
『島々の発見――「新しいブリテン史」と政治思想』
 (J・G・A・ポーコック著、犬塚元監訳) 伊藤誠一郎
『ジョン・ロックの教会論』(山田園子著) 岡村東洋光
『商業・専制・世論――フランス啓蒙の「政治経済学」
 と統治原理の転換』(安藤裕介著) 森村敏己
『市民法理論』(シモン・ランゲ著、大津真作訳) 鳴子博子
『アダム・スミスとその時代』(ニコラス・フィリップソン著、永井大輔訳) 水田洋
『ベンサムとイングランド国制――国家・教会・世論』(小畑俊太郎著) 小松佳代子
『貧困の哲学(上・下)』(ピエール=ジョゼフ・プルードン著、斉藤悦則訳) 高草木光一
『福沢諭吉と朝鮮問題――「朝鮮改造論」の展開と蹉跌』(月脚達彦著) 杉田聡
『日本社会民主主義の形成――片山潜とその時代』(大田英昭著) 黒川伊織
『経済的思考の転回――世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜』(桑田学著) 西谷修
『初期ルカーチ政治思想の形成――文化・形式・政治』(西永亮著) 初見基
『アドルノの社会理論――循環と偶然性』(表弘一郎著) 細見和之
『ハイエクの経済思想――自由な社会の未来像』(吉野裕介著) 森田雅憲
『反ユダヤ主義(ユダヤ論集1)』(ハンナ・アーレント著、
 山田正行・大島かおり・佐藤紀子・矢野久美子共訳)
 『アイヒマン論争(ユダヤ論集2)』(ハンナ・アーレント著、
 齋藤純一・山田正行・金慧・矢野久美子・大島かおり共訳) 鵜飼哲
『理性の行方 ハーバーマスと批判理論』(木前利秋著) 齋藤純一
『ニューレフト運動と市民社会――「六〇年代」の思想のゆくえ』(安藤丈将著) 田中ひかる
『自由主義と社会主義の規範理論――価値理念のマルクス的分析』(松井暁著) 内田弘
『政治的に考える――マイケル・ウォルツァー論集』(マイケル・ウォルツァー著、
 デイヴィッド・ミラー編、萩原能久・齋藤純一監訳) 小田川大典

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