- 石牟礼道子 著
- [解説]黒田杏子
- B6変上製 256頁
ISBN-13: 9784865784220
刊行日: 2024/4
半世紀にわたる全句を収録!
『苦海浄土』『春の城』等の散文作品にとどまらない石牟礼道子の詩人としての仕事は、詩のほか、俳句にも及ぶ。
著名な「祈るべき天とおもえど天の病む」のほか、心を打つ全句を収録。
●解説「一行の力」 黒田杏子
目次
天
句集縁起(句集『天』編集後記) 穴井 太
あとがき(句集『天』初本) 石牟礼道子
玄郷
水村紀行
〈補〉創作ノートより
あとがき
解説「一行の力」黒田杏子
初出一覧
句集縁起(句集『天』編集後記) 穴井 太
あとがき(句集『天』初本) 石牟礼道子
玄郷
水村紀行
〈補〉創作ノートより
あとがき
解説「一行の力」黒田杏子
初出一覧
関連情報
これまで人間が長年かけてつくりあげてきた文明は、結局、金儲けのための文明でしかないようです。
それをふり捨てて、もっと人間らしい、人間の魂の絆を大切にする倫理を立て直さなければ、いまの文明の勢いを止めることはできません。
とくに詩人や文学者に責任があると思います。
この物質至上主義の世の中で、おめおめと自分の名声を保つために文学をやるのではなく、もっと人間のために、ひとりの人間の気持ちに立ち返らなければなりません。 石牟礼道子
それをふり捨てて、もっと人間らしい、人間の魂の絆を大切にする倫理を立て直さなければ、いまの文明の勢いを止めることはできません。
とくに詩人や文学者に責任があると思います。
この物質至上主義の世の中で、おめおめと自分の名声を保つために文学をやるのではなく、もっと人間のために、ひとりの人間の気持ちに立ち返らなければなりません。 石牟礼道子