- エレーヌ・カレール=ダンコース 著
- 高橋武智 訳
- 序=袴田茂樹・佐藤優
- 四六上製 672頁
ISBN-13: 9784865784299
刊行日: 2024/7
不朽の名著、待望の新版
袴田茂樹氏・佐藤優氏 推薦!
1978年にソ連崩壊を「予言」した名著。
現在のロシア・ウクライナ戦争にも至る、ソビエト社会主義共和国連邦内の民族・宗教・人口問題を世界で初めて総合的に分析し、イスラム教徒が急激に増大していることを発見。世界に警鐘を鳴らした問題作。待望の新版!
目次
〈本書を推す〉
ロシア・ウクライナ戦争の予言者 袴田茂樹
「ソ連システム」崩壊がもたらしたもの 佐藤優
1990年のソビエト帝国――日本語版新版への序文
日本語版への序文
読みはじめる前に――訳者から
序論
第1章 「諸民族の牢獄」が開かれた時
第2章 単一ソビエト民族か、それともソビエト諸民族か?――人口革命
第3章 人口変動と経済的矛盾
第4章 統合のための諸勢力――政治・軍事権力
第5章 ソ連における諸言語――統合のための道具か それとも諸民族強化のための道具か?
第6章 危機にある統合
第7章 宗教と民族感情
第8章 ソビエト社会におけるイスラム的人間
結論
ソ連――マホメットがマルクスを脅かす
ジョルジュ・シュフェールによる著者へのインタヴュー
訳者あとがき
原註/図・地図索引/主要参考書目/人名解説
民族問題とペレストロイカ
インタヴュー ソ連帝国の崩壊とその未来 (聞き手=浅利誠)
新版への訳者あとがき
編集後記
ロシア・ウクライナ戦争の予言者 袴田茂樹
「ソ連システム」崩壊がもたらしたもの 佐藤優
1990年のソビエト帝国――日本語版新版への序文
日本語版への序文
読みはじめる前に――訳者から
序論
第1章 「諸民族の牢獄」が開かれた時
第2章 単一ソビエト民族か、それともソビエト諸民族か?――人口革命
第3章 人口変動と経済的矛盾
第4章 統合のための諸勢力――政治・軍事権力
第5章 ソ連における諸言語――統合のための道具か それとも諸民族強化のための道具か?
第6章 危機にある統合
第7章 宗教と民族感情
第8章 ソビエト社会におけるイスラム的人間
結論
ソ連――マホメットがマルクスを脅かす
ジョルジュ・シュフェールによる著者へのインタヴュー
訳者あとがき
原註/図・地図索引/主要参考書目/人名解説
民族問題とペレストロイカ
インタヴュー ソ連帝国の崩壊とその未来 (聞き手=浅利誠)
新版への訳者あとがき
編集後記
関連情報
「まるで今日のロシア・ウクライナ戦争さえも予言したような記述。今日においてこそ改めて読み返すべき一冊」――袴田茂樹氏
「氏の分析の前提となっていたシステムの特徴を理解することが、現在起きているロシア・ウクライナ戦争、ガザ紛争を分析する際の助けになる」――佐藤優氏
1978年、「“民族問題”でソ連は崩壊する」と予言し、世界数十ヶ国で翻訳され、一大センセーションを巻き起こした大ベストセラー。
ロシア・ウクライナ関係をはじめとして、旧ソ連を内部から揺さぶる民族・宗教・人口問題を解き明かした不朽の名著に、袴田茂樹・佐藤優両氏書き下ろしの「新版序」を加えた増補新版!
「氏の分析の前提となっていたシステムの特徴を理解することが、現在起きているロシア・ウクライナ戦争、ガザ紛争を分析する際の助けになる」――佐藤優氏
1978年、「“民族問題”でソ連は崩壊する」と予言し、世界数十ヶ国で翻訳され、一大センセーションを巻き起こした大ベストセラー。
ロシア・ウクライナ関係をはじめとして、旧ソ連を内部から揺さぶる民族・宗教・人口問題を解き明かした不朽の名著に、袴田茂樹・佐藤優両氏書き下ろしの「新版序」を加えた増補新版!
著者紹介
●エレーヌ・カレール=ダンコース(Helene Carrere d’Encausse)
1929-2023年。ロシアおよび中央アジアを専門とする歴史学者・国際政治学者。
1990年アカデミー・フランセーズ会員に選出され、1999年より終身議長を務めた。
1994-99年欧州議会議員。パリの政治学院卒、ソルボンヌ大学で歴史学博士号、さらに同校で文学・人文科学国家博士号を取得、母校で教鞭を執った。
主な著書に、『民族の栄光』(1991)『甦るニコライ二世』(2001)『エカテリーナ二世』(2004)『レーニンとは何だったか』(2006)『未完のロシア』(2008)(邦訳、藤原書店)など。
【訳者】
●高橋武智(たかはし・たけとも)
1935-2020年。翻訳・著述家。東京に生まれる。東京大学に学んだのち、63-70年、立教大学でフランス語・フランス文学を教える。65-74年ベ平連運動に積極的参加。
著書に『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた……』(作品社、2007)、訳書にアンドレ・ゴルツ『エコロジスト宣言』(技術と人間、1980)、シャルル・ベトレーム『ソ連の階級闘争1917-1923』(共訳、第三書館、1987)、ベルナール・レーヌ『祟りの村』(筑摩書房、1987)、クロード・ランズマン『SHOAHショアー』(作品社、1995)など多数がある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです
1929-2023年。ロシアおよび中央アジアを専門とする歴史学者・国際政治学者。
1990年アカデミー・フランセーズ会員に選出され、1999年より終身議長を務めた。
1994-99年欧州議会議員。パリの政治学院卒、ソルボンヌ大学で歴史学博士号、さらに同校で文学・人文科学国家博士号を取得、母校で教鞭を執った。
主な著書に、『民族の栄光』(1991)『甦るニコライ二世』(2001)『エカテリーナ二世』(2004)『レーニンとは何だったか』(2006)『未完のロシア』(2008)(邦訳、藤原書店)など。
【訳者】
●高橋武智(たかはし・たけとも)
1935-2020年。翻訳・著述家。東京に生まれる。東京大学に学んだのち、63-70年、立教大学でフランス語・フランス文学を教える。65-74年ベ平連運動に積極的参加。
著書に『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた……』(作品社、2007)、訳書にアンドレ・ゴルツ『エコロジスト宣言』(技術と人間、1980)、シャルル・ベトレーム『ソ連の階級闘争1917-1923』(共訳、第三書館、1987)、ベルナール・レーヌ『祟りの村』(筑摩書房、1987)、クロード・ランズマン『SHOAHショアー』(作品社、1995)など多数がある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです