ISBN-13: 9784894340602
刊行日: 1997/2
「自然の歴史」の集大成
高くそびえていたものを全て平らにし、平原が主人となった19、20世紀。この衰弱の2世紀を大歴史家が再生させる自然の歴史(ナチュラル・ヒストリー)。山を愛する全ての人のための「山岳文学」の古典的名著、ミシュレ博物誌シリーズの掉尾、本邦初訳。
目次
序 文
I
1 モン・ブランの玄関口
2 モン・ブラン ―― 氷河
3 初登頂 ―― 氷河
4 ヨーロッパの給水塔
5 スイス ―― 湖と大河
6 アルプス高地の通行路
7 ピレネー山脈
8 ピレネー ―― 続き
9 ボレンテ ―― アクイ
10 大地は上昇する ―― 大地の熱望
11 大陸と呼ばれる地上の2つの大きな山
12 氷の山 ―― 極地
13 火の山 ―― ジャワ
II
1 平和の地帯 ―― 草原
2 森 ―― 生命の樹 ―― 黄金の枝
nbsp;3 森の段丘
4 山と花々の夢
5 続き ―― スイス、 1867年5月
6 山の麓での待機 ―― 高山植物への愛 (1867年6月)
7 高山植物の続き ―― 愛におけるそれらの花の進歩
8 グラウビュンデンへの道 ―― 山の死
9 エンガディン
10 雪と花
11 エンガディンの運命
12 オウシュウゴヨウマツ、 樹木と人の衰退
13 われわれの時代は再び高くあがれるだろうか?
補足説明