バルザック「人間喜劇」セレクション(全13巻・別巻2) 別巻2 全作品あらすじ

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  • 大矢タカヤス 編
  • 奥田恭士・片桐祐・佐野栄一=共同執筆
  • 四六変上製 432ページ
    ISBN-13: 9784894341357
    刊行日: 1999/5

膨大な作品群から傑作選を精選!

思想的にも方法的にも相矛盾するほどの多彩な傾向をもった百篇近くの作品群からなる、広大な「人間喜劇」の世界を鳥瞰する画期的試み。コンパクトでありながら、あたかも作品を読み進んでいるかのような臨場感を味わえる。当時のイラストをふんだんに収め、詳しい「バルザック年譜」も附す。





目次

「人間喜劇」 総序

第 I 部 風俗研究

1 私生活情景

毬打つ猫の店
ソーの舞踏会
二人の若妻の手記
財 布
モデスト・ミニョン
人生への門出
アルベール・サヴァリュス
ラ・ヴェンデッタ
二重家族
夫婦の平和
フィルミアニ夫人
女性研究
偽りの愛人
イヴの娘
ことづて
柘榴屋敷
捨てられた女
オノリーヌ
ベアトリクス
第1部 人 物 / 第2部 悲 劇 / 第3部 過去に戻っての不倫
ゴプセック
三十女
第1部 最初のあやまち / 第2部 知られざる苦悩 / 第3部 三十歳で
第4部 神の指 / 第5部 二つの出会い / 第6部 罪ある母親の晩年
ペール・ゴリオ
シャベール大佐
無心論者のミサ
禁治産
結婚契約
続・女性研究

2 地方生活情景

ユルシュール・ミルエ
ウジェニー・グランデ
独身者たち
第1話 ピエレット / 第2話 トゥールの司祭 / 第3話 ラブイユーズ
地方のパリ人
第1話 名うてのゴディサール / 第2話 田舎ミューズ
宿 怨
第1話 老嬢 / 第2話 骨董室
幻 滅
第1部 二人の詩人 / 第2部 パリに出た地方の偉人 / 第3部 発明家の苦しみ

3 パリ生活情景

十三人組物語
第1話 デヴォラン組頭領フェラギュス / 第2話 ランジェ公爵夫人 / 第3話 金色の眼の娘
セザール・ビロトーの隆盛と凋落の物語
第1部 絶頂期のセザール / 第2部 不幸と闘うセザール
ニュシンゲン銀行
娼婦盛衰記
第1部 娼婦たちはどのように恋をするか / 第2部 恋は老人たちにどれほど高くつくものか
第3部 悪の道はどこへ通じるか / 第4部 ヴォートランの最後の変身
カディニャン公妃の秘密
ファチーノ・カーネ
サラジーヌ
ピエール・グラスー
貧しき縁者
第1話 従妹ベット / 第2話 従兄ポンス
実業家
ボエームの王
ゴディサール二世
平役人
そうとは知らぬ喜劇役者たち
プチ・ブルジョア
現代史の裏面
第1部 ラ・シャントリ夫人 / 第2部 入会者

4 政治生活情景

恐怖時代の一挿話
暗黒事件
アルシの代議士
Z・マルカス

5 軍隊生活情景

ふくろう党、または1799年のブルターニュ
砂漠の情熱

6 田園生活情景

農 民
田舎医者
村の司祭
谷間の百合


第 II 部 哲学的研究

あら皮
フランドルのイエス・キリスト
神と和解したメルモス
知られざる傑作
ガンバラ
マッシミルラ・ドーニ
絶対の探求
呪われた子
アデュー
マラナの女たち
徴募兵
エル・ヴェルデュゴ
海辺の悲劇
コルネリュス卿
赤い宿屋
カトリーヌ・ド・メディシスのこと
第1部 カルヴァン派の殉教者 / 第2部 リュジエリ兄弟の告白 / 第3部 二つの夢
不老長寿の霊薬
追放者
ルイ・ランベール
セラフィタ


第 III 部 分析的研究

結婚の生理学 ―― 夫婦の幸福と不幸に関する折哀哲学的考察
第1部 総 論
(夫婦の統計、 淑女、 貞節な女 / 予定された人々、 寄宿学校 / ハネ・ムーン、 最初の徴候 / エピローグ)
第2部 内外の防衛手段について
(夫の術策論、 家庭教育、 結婚の衛生学 / 個人的手段、 住居、 税関、 夫婦の憲章 /
ベッドの理論、 夫婦の革命 / 警察論、 帰宅の方法、 局面転換)
第3部 内乱について
(宣言、 戦略の諸原則、 同盟者、 さまざまな武器 / 終末の徴候、 賠償)
結婚生活の小さな悲惨
第1部 / 第2部 / フィナーレ
社会生活の病理学
優雅な生活論
第1部 総 論 / 第2部 一般原理 / 第3部 人格を直接表す事物について
歩きかたの理論
近代興奮剤論
第1節 問題の所在 / 第2節 蒸留酒について / 第3節 コーヒーについて
第4節 煙草について / 第5節 結 び


「人間喜劇」 最終構成案

バルザックの世界
大矢タカヤス
小説家 / 「人間喜劇」 / 統一性 / 実人生 / 歴史性

付録 バルザック年譜
佐野栄一・大矢タカヤス

編者あとがき
大矢タカヤス

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