政治的正当性とは何か――法、道徳、責任に関する考察

価格: ¥7,480 (税込)
[ポイント還元 299ポイント~]
数量:
在庫: 在庫切れ

返品についての詳細はこちら

twitter

  • J-M・クワコウ 著
  • 田中治男・押村高・宇野重規 訳
  • A5上製 336頁
    ISBN-13: 9784894341852
    刊行日: 2000/6

新たな視点から正当性を問う!

頻発する政治腐敗、政治への信頼性の喪失……、権力の正当性の問題が問われつつある現在、本書は、マルクス、ウェーバー、ロールズ、シュミット等多くの政治哲学者の議論を批判的に考察し、政治的正当性という困難な課題に果敢に取り組む。道徳と政治の関わり、統治者が統治の権利を獲得する仕方など、刺激的な示唆に満ちた一書!


目次

日本語版への序文 正当性、 民主主義的正当性および、 日本の政治文化

日本語版のための謝辞
謝 辞
序 論


第1章 政治的正当性とは何か

1 正当性の定義 ―― 統治の権利
2 正当性の政治的意義

第2章 政治的正当性をめぐる論争

1 政治的現実と正当性
2 政治学と正当性

第3章 近代性、 社会科学の合理性、 正当性

1 科学主義と社会的政治的現象の分析
2 啓蒙的知性の企図の中の科学、 理性、 政治
3 近代のラディカリズム、 社会科学、 正当性

第4章 社会科学、 歴史性、 真理

1 法則定立の誘惑と、 社会的事実の歴史的側面
2 歴史の科学、 法、 正当性
3 近代の歴史性、 絶対者へのノスタルジーと正当性

第5章 政治研究、 歴史との関連、 法的判断

1 経験的アプローチ、 諸社会の学、 諸価値
2 正当性の評価と社会的現象の背景分析

第6章 共同体的経験、 可能なるものの動態、 政治的正当性

1 意味の経験、 可能なるものの熟慮、 正当性の諸判断
2 共同体の感覚、 可能なるものの進展、 統治の権利
3 法、 正義、 人間共同体の範囲


結 論

原 註
訳者あとがき
詳細目次
人名索引

ページトップへ