- K.M.パニッカル
- 左久梓訳
- A5上製 504ページ
ISBN-13: 9784894342057
刊行日: 2000/11
西洋・東洋関係五百年の決定版!
インド人の著者が、初めて「アジア」という歴史的概念を提出した古典的名著、待望の完訳。平易な記述でありながら、驚くほどの詳細な史実が、「西洋の支配」と「アジア」というテーマにしっかりと文脈づけられた傑作、遂に登場。
目次
謝 辞
序 文
地図 ―― 1610年代のアジアと極東
第I部 拡張の時代 1498 - 1750
第1章 インドとインド洋
第2章 中国と日本
第II部 征服の時代 1750 - 1858
第1章 インドとインド諸島
第2章 中 国 ―― 中華思想の誤算
地図 ―― 1900年代におけるヨーロッパの影響
第III部 帝国の時代 1858 - 1914
第1章 インド ―― 「インド帝国」 の時代
第2章 中 国 ―― 四面楚歌
第3章 日 本 ―― 列強への道
第4章 東南アジア ―― ヴェトナムvsフランス
第5章 シャム (タイ国) ―― 英仏の抗争の狭間で
第IV部 ロシアと極東
第1章 ロシア革命以前 ―― 内陸アジアと西洋列強
第2章 アジアとロシア革命 ―― その影響
第V部 後退するヨーロッパ 1918 - 1939
第1章 ヨーロッパの内戦 (第一次世界大戦) とその影響
第2章 インド ―― 英国の後退
第3章 中 国 ―― 復権への戦い
第4章 日 本 ―― 列強との訣別
第5章 アジアの他の地域
地図 ―― 1950年代のアジアと極東
第VI部 アジアの復活
第1章 概 観 ―― 順応・同化・違和・融和
第2章 インド ―― 固有の文化vsヨーロッパ
第3章 日 本 ―― 国体の本義
第4章 中 国 ―― 儒教との訣別、 共産党の誕生
第5章 インドシナの小国家 ―― 抵抗運動の思想
第VII部 キリスト教伝道団
第1章 キリスト教伝道団
第VIII部 ヨーロッパへの東洋の影響
第1章 文化的影響
第2章 ヨーロッパ思想への影響
結 論
訳者あとがき
索引 (人名・地名・事項)