- 石田健夫
- A5変並製 240ページ
ISBN-13: 9784894342699
刊行日: 2002/1
埴谷雄高、阿部公房、野間宏ら戦後思潮を根底から支えた文学者群像!
埴谷雄高、福田恆存、広津和郎、深沢七郎、阿部公房、中野重治、稲垣足穂、吉行淳之介、保田與十郎、大岡昇平、中村真一郎、野間宏――時代の動きを透視しつつ時代を超越し、孤高の世界を開示しつつ、戦後の思潮を根底から支えた文学者、イデオロギーに囚われない真の戦後文学論!
目次
プロローグ 高揚と酩酊 ―― ヒロポンとカストリ 荒正人、 織田作之助、 坂口安吾
確たる永久革命者
埴谷雄高
職人的リゴリズムの生産性
福田恆存
ナマケ者の出処進退
広津和郎
“ガラスの目”の批評性
深沢七郎
国家へのアンビバランス
安部公房
詩と政治との間
中野重治
無頼のモダニズム文学派
稲垣足穂
戦中派のダンディズム
吉行淳之介
大和・桜井の天道
保田與重郎
戦場で死んだ者たちへの鎮魂
大岡昇平
果敢な知的冒険者
中村真一郎
戦後派の志を生きた
野間宏
エピローグ 「人に畸にして天に?し」
『戦後文壇畸人列伝』 ブックガイド
関連年譜
あとがき