- 鹿島茂・山田登代子 編
- 四六並製 336ページ
ISBN-13: 9784894342866
刊行日: 2002/05
19世紀小説が21世紀に甦る!
青木雄二、池内紀、植島啓司、高村薫、中沢新一、中野翠、福田和也、町田康、松浦寿輝、山口昌男といった気鋭の現代作家が、バルザックから受けた“衝撃”とその現代性を語る対談篇。
50名の多彩な執筆陣が、多様で壮大なスケールをもつ「人間喜劇」の宇宙全体を余すところなく論じる評論篇。
目次
日本に 「バルザック党」 の建設を!
鹿島 茂
夢を再生産するパリ神話
中野 翠×鹿島 茂
文句なしに面白い 『セザール・ビロトー』
高村 薫×鹿島 茂
コレクター小説を超える 『従兄ポンス』
福田和也×鹿島 茂
『ナニワ金融道』 とバルザック
青木雄二×鹿島 茂
いま読んでも 「新しい」 バルザック
町田 康×鹿島 茂
神秘の人、 バルザック
植島啓司×山田登世子
出版博物小説
山口昌男×山田登世子
フレンチドリームの栄光と悲惨
池内 紀×山田登世子
欲望は崇高なまでに烈しく
松浦寿輝×山田登世子
危険に満ちたバルザック
中沢新一×山田登世子
バルザックは世の終わりまで
山田登世子