- 崔文衡(チェ・ムンヒョン)
- 朴 菖熙訳
- 四六上製 440ページ
ISBN-13: 9784894343917
刊行日: 2004/5
日露戦争は世界戦争だった!
韓国歴史学会の第一人者が、100年前の国際関係から、西欧列強による地球規模の〈東アジア利権争奪〉の経緯を鮮やかに活写し、アメリカ世界戦略の出発点を明らかにした野心作。日露開戦100年記念! 日本・韓国同時出版!
目次
第一章 列強の東アジア分割競争
総説
1 列強の中国大陸
2 アメリカのマニラ湾侵攻と列強の反応
3 韓半島をめぐる日本とロシアの対立
第二章 ロシアの満州占領と列強の対応
総説
1 《露清単独秘密協定》と日本の対応
2 ロシアの満州支配に対する列強の反応
3 《日英同盟》の成立とその意味
第三章 アメリカ・イギリスの対日支援と日露開戦への道
総説
1 ロシアの徴兵条約不履行と《ニューコース》の確立
2 列強の対ロシア抗議とイギリス・アメリカの対日支援の限界
3 日本の対ロシア協商原則確定と開戦外交
4 アメリカの反ロシア親日政策と対韓政策
5 アメリカの対日積極支援と日本の対ロシア開戦
第四章 日露戦争と国際関係
総説
1 日露開戦とアメリカの対日政策
2 日露戦争の戦況変化とバルチック艦隊
3 戦況の推移と国際情勢の変化
4 戦況の推移と講和条約
5 戦況の推移と日本の韓国植民地化推進
6 《ポーツマス講和条約》と日本の韓国保護
第五章 戦後の状況と日本の《韓国併合》
総説
1 満州門戸閉鎖に対するアメリカ・イギリスの抗議と日本の対応
2 《第一次日露協約》と日本の《韓国併合》の企て
3 アメリカの東アジア政策と日本の《韓国併合》の黙認
4 ノックスの満州諸鉄道中止化計画と第二次日露協約
5 日本の《韓国併合》