〈主体〉の世界遍歴――八千年の人類文明はどこへ行くか 1(全3巻)

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  • いいだもも 著
  • A5上製 900頁
    ISBN-13: 9784894344846
    刊行日: 2005/11

東西文明を遡源し、西洋中心主義史観の顛倒を図る!

始源から近代まで、自己創発的な〈主体〉として自己を認識・記述してきた人類。その人類の歴史全体を、古典古代への深き潜行と現代への帰還を繰り返しつつ説き尽くす。古今東西の哲学思想・科学論・言語論・資本主義論等の知を総動員して世界史の意味に迫る、渾身のライフワーク6000枚!


目次

1 部 二度目の千年紀から鋤き返す、 大地を

序 説 おお、 〈いま・ここ〉 よりして遡ること五千年
第1章 ウィトゲンシュタインとメルロ・ボンティの対比列伝から
第2章 「宇宙の沈黙」 に向き合う 「一本の葦」
第3章 二一世紀へと向かう現代哲学 = 思想の問題構制
第4章 人類史の主体の世界遍歴の始源
第5章 資本と帝国のグローバリゼイションの由来を尋ねて
第6章 二〇世紀の言語論的転回におけるウィトゲンシュタインとメルロ・ポンティ
第7章 現代の論理学において何が問われているのか?
第8章 ウィーン文化の耽美主義的・精神分析的な華としてのウィトゲンシュタインの言語批判
第9章 言語の生活世界への現象学的還元

2部 東西文明の交差する 〈主体の世界遍歴〉 へ

第1章 〈枢軸の時代〉 の諸啓示宗教、 ゾロアスター教、 グノーシス、
      古代インドのカースト社会
第2章 「汝自身を知れ」 の両義性ならびに自己と他者

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