- 松島泰勝
- 四六上製 352ページ
ISBN-13: 9784894345409
刊行日: 2006/10
いま、琉球人に訴える!
軍事基地だけでなく、開発・観光のあり方から問い直さなければ、琉球の平和と繁栄は訪れない。琉球人である著者が、豊富なデータをもとにそれぞれの島が「自立」しうる道を模索し、世界の島嶼間ネットワークや独立運動をも検証する。琉球の「自治」は可能なのか?
普天間飛行場の辺野古移設、新型輸送機オスプレイ配備……
高まる沖縄の「日本」に対する不信感。「沖縄は日米の植民地」「琉球自治共和国の独立」を主張する著者が、島の開発の歴史から、世界の島嶼間ネットワーク、独立運動の実例を踏まえ訴える、
開発に依存しない「真の自治」への道!
目次
序 論
第1部 開発によって島々は自立したのか
第 1 章 石垣島の開発史
第 2 章 西表島の開発史
第 3 章 「日本復帰」 と奄美諸島の開発
第2部 琉球の開発と密接に結びつく米軍基地
第 4 章 琉球の開発と米軍基地
第 5 章 米軍基地の経済学
第3部 島々の 「経世済民」
第 6 章 琉球弧の経済学
第 7 章 八重山諸島における 「経世済民」 の実践
第4部 琉球の真の自治とは何か
第 8 章 琉球独立を巡る動き
第 9 章 世界の独立運動と琉球
第10章 琉球の将来像
日本語参考文献 / 英文参考文献 / 注
あとがき
〔附録〕関連年表 / 関連地図
図表一覧
索 引