国連の限界/国連の未来

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  • J-M・クワコウ 著
  • 池村俊郎・駒木克彦 訳
  • 四六上製 312頁
    ISBN-13: 9784894345706
    刊行日: 2007/5

新しい「国連」をめざして

元国連事務総長・ブトロスガリのスピーチライターを務めた著者が呈示する“国連”の未来像、 そして日本が提示しうる国連像とは?
「日本は、安全かつ公正な世界の実現に貢献できる、またとない位置にある。」(J-M.クワコウ)


目次

第1章 90年代の平和活動の広がりと限界

I  規模から質に至るまで変容した平和活動
II  平和活動の評価 ――より地味な現実

第2章 国際官僚機構としての国連の欠陥

I  国連の政治的欠陥と、 平和活動に対するその影響
II  平和活動に関する国連の作戦行動の欠陥と代償

第3章 国際政治と連帯のジレンマ

I  国際的連帯の進展から限界まで
II  人道的危機と国際的連帯のジレンマ

第4章 クリントン外交 ――国益と国際的利益の相克

I  クリントン政権の及び腰の国際主義
II  議会、軍当局と対立したクリントン大統領の国際主義
III 米国の卓越性が平和活動に与えた衝撃

第5章 ブッシュ外交 ――国際的連帯の傍流化

I  国内治安か、 それとも多国間主義および連帯の原則か
II  イラク、 ブッシュ外交理念の試金石
III ブッシュ外交の想定と国際秩序の将来

第6章 国際的な法の統治へ向けて

I  国際的法治と連帯の公共政策
II  (民主的) エンパワーメント (権利付与) の多国間的基準と国際的連帯の実現
III 国際社会の行為主体と国際的連帯の強化
IV 変革必須な米国の指導力

第7章 日本外交と国連

I  国連加盟国としての日本
II  1990年代以後の多国間関係における日本外交
III 日本と国連安全保障理事会および国際秩序の将来
IV 結 論


謝 辞
原 注
ポスト国連を見すえて ――訳者解説にかえて
〈付〉 国際連合の歩み
国際連合機構図
国連についての訳者補注

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