- 一海知義・魚住和晃編
- A4上製 218ページ
ISBN-13: 9784894345850
刊行日: 2007/8
書人にして詩人、河上肇の最初で最後の遺墨集
名著『貧乏物語』の経済学者・河上肇が、漢詩・和歌とともに、書においても一級の作品を生み出したことは知られていない。河上の遺した作品を初集成、中国古典文学と書学の第一人者による最高の解説を付し、近代日本が生んだ「最後の文人」河上肇の知られざる全貌を余すところなく明らかにする、待望の一書。
目次
一 河上肇の「詩」と「書」
1 天は猶お此の翁を活かせり
河上肇と漢詩 河上肇の書
2 髪有れども亦た僧の如し
囲碁の詩 行草の妙味
3 有るか無きかのかそけさに生く
出獄の歌 万葉仮名に良寛の影
4 人事代謝有り 往来古今を成す
扇面の詩 不退転の筆力
5 白雲生ずる処 水清く石痩せたり
河翁の篆刻 篆刻の楽しみ
6 病馬すでに千里の志なし
出獄後の書 河翁の偏鋒
二 河上肇の遺墨
部分拡大
書 作
獄中書
詩 稿
色 紙
短 冊
署 名
釈 文
三 解 説
詩人・河上肇 一海知義
書人・河上肇 魚住和晃
河上肇年譜1879-1946
1 天は猶お此の翁を活かせり
河上肇と漢詩 河上肇の書
2 髪有れども亦た僧の如し
囲碁の詩 行草の妙味
3 有るか無きかのかそけさに生く
出獄の歌 万葉仮名に良寛の影
4 人事代謝有り 往来古今を成す
扇面の詩 不退転の筆力
5 白雲生ずる処 水清く石痩せたり
河翁の篆刻 篆刻の楽しみ
6 病馬すでに千里の志なし
出獄後の書 河翁の偏鋒
二 河上肇の遺墨
部分拡大
書 作
獄中書
詩 稿
色 紙
短 冊
署 名
釈 文
三 解 説
詩人・河上肇 一海知義
書人・河上肇 魚住和晃
河上肇年譜1879-1946