- 本田節子
- 四六上製 384ページ
ISBN-13: 9784894345980
刊行日: 2007/10
徳冨蘆花没80年 愛子没60年
公表されるや否や一大センセーションを巻き起こした赤裸々な告白『蘆花日記』。遺された数少ない資料からその妻愛子の視点を描出、20余年の沈黙を破り、
徳冨蘆花・愛子 二人の関係に肉薄する衝撃の書!
目次
1 愛子と蘆花 ――出会いまで
内弁慶外なめくじ
熊本洋学校
妻籠の里
女高師へ
賢兄愚弟
初対面
2 阿修羅のごとき夫なれど
梔子の咲く家
阿修羅
愛子略奪
逗 子
『不如帰』
3 新 生 ――水の洗礼、 土の洗礼
富士登山
愛子受洗
千歳村 ――美的百姓
「謀叛論」
4 懊悩、 苦悶の果てに
蘆花懊悩 愛子苦悶
愛子入院
アダムとイヴ ――『死の蔭に』
5 白雲しばし2人をへだてる
蘆花最後の熊本
蘆花病む
蘆花臨終
6 うき世のあらなみ のがれて
追憶の詩
賛美歌につつまれて
あとがき
注
徳冨蘆花主要著作一覧
参考文献
関連資料
系 図 (徳富家・原田家・矢島家)
徳冨蘆花・愛子年譜