一海知義著作集(全11巻・別巻1) 7 漢詩の世界1――漢詩入門/漢詩雑纂

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  • 一海知義
  • 四六変上製クロス装 648ページ
    ISBN-13: 9784894346376
    刊行日: 2008/07

漢詩愛好者待望の「漢詩」の真髄を伝える一冊

漢詩には、さまざまな約束事がある。
 まず一句の字数(五言詩、七言詩など)、句数(四句の絶句、八句の律詩など)、脚韻を踏む、平仄を合わせる、などなど。
 これらの約束事がわかると、漢詩を味わう時の理解が深まる。そして、漢詩は味わえば味わうほど、その世界が広くて深いことを知る。
 今では多くの日本人が、「漢詩は遠くなりにけり」、と思っている。しかしながら、漢詩への郷愁は絶ちがたい。
 テレビの漢詩の時間には、少なからぬ人々が、待ちかねたようにチャンネルをまわし、カルチャーの漢詩講座は、いつも満員である。
 この巻では、漢詩の世界が見せる諸相について、語る。




関連情報

一海知義
著作集

(全11巻・別巻一)

 

〈推薦〉
鶴見俊輔杉原四郎半藤一利
興膳宏筧久美子

四六上製カバー装 布クロス装箔押し
予各本体6500円~8400円 各424~680頁平均
各巻に書下ろし自跋収録

 

 中国古典文学の第一人者として、陶淵明、陸游、河上肇など日中両国の歴史のなかで、「ことば」を支えとして生を貫いた詩人・思想家に光を当ててきた一海知義。
  深い素養をユーモアに包んで、古代から現代まで縦横に逍遙しつつ、われわれの身のまわりにある「ことば」たちの豊かな歴史と隠された魅力を発見させてくれる、一海知義の仕事の数々を集大成。

 

本著作集の特徴

 

■50年にわたる著作群から精選し、テーマ別に編集。著者の生涯を貫く学問的関心のありかと、その深化の過程を明らかにする。
■単行本未収録の貴重な主要論考を網羅。
■別巻に「ことばの索引」を収録。重要な「ことば」への論及を全巻横断的に示し、著者ならではの「ことば」の素養を楽しみながらたどれるよう工夫した。

 

各 巻 構 成


第1巻
陶淵明を読む
内容●陶淵明詩文集/解説
第2巻
陶淵明を語る
内容●1 陶淵明・虚構の詩人/2 陶詩小考/3 陶淵明を語る
第3巻
陸游と語る
内容●1 陸游の詩と生涯/2 陸游詩選/3 陸放翁論/
     4 陸放翁随想
第4巻
人間河上肇
内容●1 河上肇と中国/2 ゆかりの人びと
第5巻
漢詩人河上肇
内容●1 河上肇の漢詩/2 中国の詩と詩人たち/
     3 河上肇詩注
第6巻
文人河上肇
内容●1 二人の文人――漱石と河上肇/
     2 志士・文人への共感/3 文章家河上肇
     4 好奇心と実験/5 河上肇断章
第7巻
漢詩の世界一―――漢詩入門/漢詩雑纂
内容●1 漢詩入門/2 漢詩の世界/3 現代に生きる漢詩
     4 漢詩閑話
第8巻
漢詩の世界二―――六朝以前~中唐
第9巻
漢詩の世界三
     ―――中唐~現代・日本・ベトナム
第10巻
漢字の話
内容●1 知っているようで知らない漢字
     2 風――一語の辞典/3 漢字断想
第11巻
漢語散策
内容●1 漢語の知識/2 中国ことばの散歩/
     3 漢語の散歩道/4 暮らしの中の漢語
別巻
一海知義と語る
内容●詳細年譜/全著作目録/ことばの索引/
     人名索引/書名索引
    〈一海知義と語る〉

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