変容する美術市場。

• バブル期の狂乱の 「美術ブーム」 とは、 一体何だったのか！？ バブル後の著しい市場の縮小の時代から現在までの美術市場を徹底分析。
• 美術との関わりから、 個人 / 国家 / 企業と文化のあるべき姿を模索。
• 美術商 / オークション会社 / 美術館など美術関連施設 / 百貨店など美術関連企業 / 美術教育者 / 美術作家……必読の書！！

目次

はじめに

第1章　バブル崩壊とその後の日本市場

第1節　バブルの塔の崩壊 （1991―93年）
第2節　デッドロックに直面 （1994―98年）
第3節　進路はどこにあるか （1999―2005年）

第2章　国際市場と価格の動向

第1節　進路を変える世界市場 （1991―95年）
第2節　欧米市場の回復 （1996―99年）
第3節　オークション市場から見る日本 （2000―06年）

第3章　日本・美術商の業績

第1節　美術商ランキング （1990―99年）
第2節　美術商ランキング （2000―05年）

第4章　企業と美術

第5章　国家・地方・美術館の問題

第1節　美術館の危機 （1992―99年）
第2節　美術離れとサブ・カルチャー （2000―03年）
第3節　文化を忘れた国家 （2004―06年）

第6章　欧米・東アジアの文化状況

第1節　ヨーロッパの文化状況 （1992―94年）
第2節　アジアの文化状況 （1994―2007年）

第7章　混迷から激変へ ――2007年の状況

第8章　第二次バブルの推移と今後 ――2008年の状況




あとがき

参考資料
1　美術品輸入貿易統計 （1990-2009年）
2　日本で開かれたオークション高額作品ランキング　1億円以上 （2009年末まで）
3　世界のオークション高額作品ランキング　3000万ドル以上 （2010年5月末まで）
4　日本の主要美術展入場者数ランキング　30万人以上 （2009年末まで）