龍馬の世界認識

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  • 岩下哲典 小美濃清明 編
  • 黒鉄ヒロシ/中田宏/桐原健真/佐野真由子/塚越俊志/冨成博/宮川禎一/小田倉仁志/岩川拓夫/濱口裕介
  • A5並製 296頁
    ISBN-13: 9784894347304
    刊行日: 2010/2

龍馬は世界をどう見ていたか?

「この国のかたち」を提案し、自由自在な発送と抜群の行動力で、世界に飛翔せんとした龍馬の世界認識は、いつどのようにして作られたのだろうか。
気鋭の執筆陣が周辺資料を駆使し、従来にない視点で描いた挑戦の書。
新しい龍馬像を浮き彫りにした野心的力作!


目次

序 岩下哲典

一 〈座談会〉 今、 なぜ龍馬か
黒鉄ヒロシ 中田 宏 岩下哲典 小美濃清明

1 龍馬との出会い、 その魅力

史料の面から龍馬を見直す
岩下哲典

「刀」 から龍馬研究へ
小美濃清明

時代を超えた人間的魅力
黒鉄ヒロシ

解き放たれた精神を活かしたい
中田 宏

(司会) 藤原良雄

2 龍馬暗殺をめぐって

背後に薩摩藩の説 / 暗殺現場の検証 ――刀剣考証の立場から / 不思議な土佐藩の動き / どちらの陣営にも属さない / 暗殺をめぐるさまざまな疑問 / 憎めない魅力 / 龍馬の育った町 / 大胆にして繊細な人

3 龍馬がめざしたもの ――行動と世界認識

勝海舟との出会い / 自由な発想と世界的な視点 / 想像力を現実に落とし込む力 / 龍馬の行動力に学べ / 龍馬の世界認識 / 龍馬の危機意識を共有する / 潔い覚悟を学びたし

二 龍馬の世界認識

坂本龍馬、 その天下・国家・異国観 〔書簡に見る龍馬の思想〕
岩下哲典

坂本龍馬と異国 〔 『新製輿地全図』 から竹島開拓構想まで〕
小美濃清明

超脱の思想 〔小楠・松陰そして龍馬〕
桐原健真

坂本龍馬と開明派幕臣の系譜 〔受け継がれた徳川的教養〕
佐野真由子

坂本龍馬と福井・熊本藩
塚越俊志

三 龍馬をめぐる人々

木戸孝允
冨成 博

千葉重太郎
宮川禎一

坂本家と才谷屋 ――
父母 / 兄弟姉妹 / 乙女

土 佐 ――
中浜万次郎 / 河田小龍 / 山内豊信 / 武市瑞山 / 岡田以蔵 / 中岡慎太郎 /
           後藤象二郎 / 岩崎弥太郎 / 福岡藤次 / 佐々木高行

師 匠 ――
千葉定吉および千葉家 / 佐久間象山 / 徳弘孝蔵

幕 臣 ――
杉浦正一郎 / 大久保忠寛 / 佐藤政養 / 勝 海舟 / 永井尚志

京 都 ――
お 龍 / お登勢 / 中川嘉兵衛 / 井口新助 / 岩倉具視 / 姉小路公知 / 七 卿

薩 摩 ――
西郷隆盛 / 大久保利通 / 小松帯刀 / 吉井友実 / 五代才助

長 州 ――
木戸孝允 / 久坂玄瑞 / 高杉晋作 / 印藤聿 / 三吉慎蔵 / 伊藤助太夫

亀山社中・海援隊 ――
近藤長次郎 / 長岡謙吉 / 中島作太郎 / 陸奥宗光

いろは丸事件関係者 ――
国島六左衛門 / 高柳楠之助 / 岩橋轍輔

福 井 ――
小曽根乾堂・英四郎 / 腰越次郎 / 小谷耕蔵 / 山本龍二

長崎と外国人 ――
大浦慶 / トーマス・グラバー / アーネスト・サトウ / 浜田彦蔵


おわりに 小美濃清明
〔附 系図・年譜〕
坂本家系図
坂本龍馬関連詳細年譜 (1830―2010)
人名索引

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