フランス史(全6巻) 2 中世 下

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  • ジュール・ミシュレ
  • (監修) 大野一道 / 立川孝一  (責任編集) 立川孝一 / 真野倫平
  • 四六変上製 472ページ
    ISBN-13: 9784894347441
    刊行日: 2010/05

19世紀を代表する歴史家ミシュレの畢生の大作『フランス史』の全貌!

14世紀(フィリップ4世)から15世紀(ルイ11世)まで
“民衆の世界”の誕生
神を恐れぬ法曹官僚、金を呑みつくす官僚国家・・・・・・宮廷が祝祭にあけくれる一方で、底辺からは変革の叫びが上がる。マルセル、ジャクリー、ジャンヌ・ダルク・・・・・・ミシュレは“民衆”の側から歴史の変化をダイナミックに捉える。

目次

『フランス史2』 序文  立川孝一

1 フィリップ四世とボニファティウス八世

フィリップ四世とその政府  紀元1300年――聖年  三部会の召集  アナーニ事件


2 テンプル騎士団の裁判

十四世紀――金の支配する時代  テンプル騎士団とは何か  テンプル騎士団への迫害  テンプル騎士団の裁判  囚人たちの証言  総長の処刑、 テンプル騎士団没落の真の原因


3 百年戦争の開始――エティエンヌ・マルセルとジャクリー

黒死病  パリの革命  マルセルの反乱  マルセルの死  ジャック・ボノム


4 シャルル六世――狂気の王

時代の雰囲気  不思議な鹿との出会い  ローゼベクの戦い  遊興の日々  クリソン暗殺  発狂  国王と民衆


5 オルレアン公の暗殺

カインとアベル  オルレアン公の暗殺  中世における死


6 アザンクールの戦い

アザンクールの戦い  捕虜たち


7 死の舞踏

ヘンリ五世とシャルル六世の死  死の舞踏


8 ジャンヌ・ダルク――オルレアンの解放とランスの戴冠式

1853年版への序説  少女時代  召命  王太子との会見  オルレアンの解放  ランスの戴冠式


9 ジャンヌ・ダルク――裁判と死

審問の開始  誘惑  罠  死の判決  処刑  おわりに


10 ブルゴーニュ公国の栄華


11 シャルル七世とフィリップ善良公


12 シャルル突進公の最期

グランソンの戦い  モラの戦い  シャルル突進公の悲嘆  ナンシーの戦い


13 ルイ十一世の勝利と死

ルイ十一世の勝利  飽くなき貪欲  国王親任官の専制――ブルボン公の事件  国王の孤独  ペルシュ伯の事件  マリー・ド・ブルゴーニュの死  ルイ十一世の最期


編者解説 「ミシュレと中世」  立川孝一

編者あとがき

〈付録1〉 原著 『フランス史』 総目次 (第3~6巻)
〈付録2〉 フランス史年表 (1270~1483年)
〈付録3〉 関連王朝系図 (カペー朝、 ヴァロワ朝、 プランタジネット朝、
             ランカスター朝、 ヨーク朝)
〈付録4〉 関連地図

人名索引

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