モノが語る 日本対外交易史 7-16世紀

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  • シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア
  • (訳)河内春人 (解説)鈴木靖民
  • 四六上製 408ページ
    ISBN-13: 9784894348134
    刊行日: 2011/7
  • 中国語も日本語も駆使する著者が切り拓く、日本史研究の新たな領野!

    西洋人の手で初めて明かされた
    近世以前の東アジア交流史。

    日本国家の成立から、近代ヨーロッパ世界との遭遇の直前まで、7―16世紀に及ぶ日本の対外関係の全体像を初めて通史的に捉えた画期的著作
    「モノを通じた東アジアの交流」と「モノづくり日本」の原点を鮮やかに描き出す!
    【口絵:カラー32頁】

    目次

    序 章 ヨーロッパから見た東アジア世界

    西洋の海のルート 地中海
    比較研究の可能性
    本書の紹介
    〈コラム序〉 多国間比較研究への展望

    第一章 朝貢交易 7 ― 9世紀

    7世紀の朝貢
    8・9世紀の国内経済
    新羅との交易
    唐との交易
    渤海との交易
    〈コラム1〉 新羅物への憧憬

    第二章 唐物への殺到 9 ― 12世紀

    中国の経済
    日本の経済
    対外交易
    大宰府による国際貿易の管理と商人の待遇
    海商と平安の公卿
    国家貿易から自由貿易へ
    〈コラム2〉 東アジアの錬金術と日本の水銀

    第三章 海を渡ったモノ

    輸入品
    香料・薬物 / 織物 / 陶磁器 / 漢籍
    毛皮、 竹、 異国の動物 / 高麗からの輸入品
    輸出品
    金、 その他の金属 / 真珠 / 紙
    建築材や螺鈿細工 / 扇子 / 刀剣
    〈コラム3〉唐物への憧憬

    第四章 自由貿易の高まり 12 ― 14世紀

    海賊の出現
    宋銭の輸入
    貿易に乗り出す幕府
    輸出入の品物
    〈コラム4〉 倭物に対する称賛

    第五章 増大する輸出 14世紀後半 ― 16世紀

    明への国書
    足利義満の外交時代 ―― 1368~1408
    明との貿易 / 朝鮮との貿易
    義持の時代から義政へ ―― 1408~49
    足利義政の時代 ―― 1449~90
    西日本・対馬と朝鮮
    義政以後
    民間貿易の再開
    輸入の品物
    朝鮮からの輸入品 / 中国からの輸入品 / 中国銭と銀
    高級絹織物 / 陶磁器 / 文物と美術品
    輸出の品物
    刀剣の過剰な輸出 / 金銅器・金屏風・絵扇子・蒔絵漆器
    資源材の輸出
    東アジアの商品と貿易バランス
    〈コラム5〉 東アジアを廻りまわる国際特産品 ―― 紙と扇

    終 章 唐物輸入から倭物輸出へ


    巻末付録
    参考文献一覧
    口絵・図表一覧
    解説 (鈴木靖民)
    訳者あとがき
    索 引

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