日中韓の戦後メディア史

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  • 李相哲 編
  • A5上製 328ページ
    ISBN-13: 9784894348905
    刊行日: 2012/12
  • 領土問題、歴史認識などに揺れる日・中・韓ジャーナリズムを問う!!

    規制の隘路から市場化・自由化の波に揉まれる中国、“自由”と“統制”に翻弄されてきた韓国、連合国軍による検閲に幕開け、メディアの多様化の中で迷う日本。戦後67年の東アジア・ジャーナリズムを歴史的に検証し、未来を展望する。

    目次

    はじめに  李相哲

    第I部 戦後日中韓メディアの歩み
     1 岐路に立つ中国メディア  李相哲
       ――規制に苦しみながら歩んできた六〇年の軌跡――
     2 進歩と保守、その対立の狭間で(韓国)  鄭晋錫
       ――民主言論に向けての闘いと統制の歩み――
     3 日本のジャーナリズムの根本問題は何か?  小黒 純
       ――問われる「権力監視」機能の成否――
     4 言論なき北朝鮮メディア  李相哲
       ――偶像化の宣伝道具に転落した六〇年の軌跡――

    第II部 日中韓メディアの現在と未来
     1 日中相互報道の難点と落とし穴 卓南生
       ――北京五輪(2008年)と漁船衝突事件(2010年)の報道を中心として――
     2 カナリアの不在――中国メディアの現状と課題  渡辺陽介
     3 日韓関係と報道最前線  李東官
       ――日韓相互報道と言論人の責任について――
     4 日本の新聞にみる国際報道  斎藤治
       ――その仕組み、問題点、改善策――
     5 ソーシャルメディアの普及は
       中国のマスメディアに何をもたらしたか  劉 揚
     6 メディア法改正後の韓国の放送産業  金泳徳
       ――総合編成チャンネルの参入と韓国テレビ産業の行方――

    第III部 ジャーナリズムとナショナリズム
     1 〈研究会〉東アジアのメディアとは何か?
       ――アジアメディア研究者・ジャーナリストがメディアを語る――
       【日本】若宮啓文渡辺陽介西村敏雄西倉一喜小黒純
       【韓国】鄭晋錫 【中国】李双龍 【シンガポール】卓南生 司会・李相哲

     2 〈インタビュー〉ジャーナリズムとナショナリズムを問う
       ――若宮啓文氏・朝日新聞主筆に聞く――  聞き手・李相哲

    あとがき

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