光り海 坂本直充詩集

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  • 坂本直充 著
  • [推薦]石牟礼道子
    [特別寄稿]柳田邦男
    [解説]細谷孝
  • A5上製 176頁
    ISBN-13: 9784894349117
    刊行日: 2013/4

「毒死列島身悶えしつつ野辺の花」(石牟礼道子)

「天はあるか/地はあるか」という詩句がある。水俣病資料館館長坂本直充さんが詩集を出された。詩の中核には水俣病がある。胸が痛くなるくらい、穏和なお人柄である。ご自分にも様々な症状があらわれる由。今のところ審査を受けるのを控えているとおっしゃる。「毒死列島身悶えしつつ野辺の花」という句をお贈りしたい。(石牟礼道子)


目次

本書を推す   石牟礼道子

水俣序章

Ⅰ 祈りの渚
  満ち潮
  智子残照
  永遠の少女

Ⅱ 潮 風
  蘇 生
  海 へ
  晩 秋
  磯辺の小道
  出会い
  水 俣

Ⅲ 海辺の小石――水俣断想
  夜明け
  蒼 穹
  出 帆

Ⅳ 潮 路――水俣先達の譜
  ある闘士の生涯
  ある語り部の生涯
  ある生還者の生涯
  ある記録映画監督へのレクイエム

Ⅴ 初期詩編
  小さな死
  故 郷
  文明の谷間
  生きる
  遠 く
  一本の道

〈特別寄稿〉言葉が存在と等しくなった詩   柳田邦男
解 説   細谷孝
あとがき

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