警察調書――剽窃と世界文学

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  • マリー・ダリュセック
  • 高頭麻子
  • 四六上製 496ページ
    ISBN-13: 9784894349278
    刊行日: 2013/07
  • 「剽窃」の告発を受けた先鋭的作家が「剽窃とは何か」を徹底追究する

    『めす豚ものがたり』で衝撃的にデビューし、「サガン以来の大型新人」として世界的に知られるようになった著者は、なぜ過去2回も、理不尽で苛酷な「剽窃」の告発を受けたのか? 古今東西の文学者の創作生命を脅かした剽窃の糾弾を追跡し、表現の圧殺など創造行為の根幹にかかわる諸事象を「剽窃」というプリズムから照射する。

    目次

     日本の読者へ
     はじめに

    第一部 クマたちのポルカ
     第1章 フロイトの窮地
     第2章 ツェランの苦悩
     第3章 マンデリシュタームの皮肉、マヤコフスキーの沈黙
     第4章 ダニロ・キシュの怒り

    第二部 監視のサイレン
     第5章 文学のための正義
     第6章 李下に冠を正さず(花を手にして公園に入ることを禁ず)
     第7章 泥棒! 剽窃呼ばわりの小診療所
     第8章 文学の監視

    第三部 フィクションの力
     第9章 想像的証言
     第10章 フィクションとモラル
     おわりに

     原注/出典と参考文献/訳者解説/人名索引

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