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  • 著者:ジュール・ミシュレ
  • 翻訳者:大野一道訳
  • 体裁:A5上製 392ページ
    ISBN-13:9784938661182
    刊行日:1991/1

  • 全女性必読の書


    アナール派に最も大きな影響を与えた19世紀の大歴史家が、歴史と自然の仲介者としての女を物語った問題作、本邦初訳。「女性は太陽、男性は月」と『青鞜』より半世紀前に明言した、全女性必読の書。マルクスもプルードンも持ちえなかった視点で歴史を問う。


    目次


    序 文

     1 人々はなぜ結婚しないのか
     2 女 工
     3 教養ある女
     4 女は男なしには生きられない


    第 I 部 教育について

     1 太陽、 空気、 光
     2 最初のまなざしの交換と信頼のはじまりについて
     3 遊び、 子供が母親を教える
     4 子供はいかに弱く神聖なものか
     5 5歳の愛 ―― 人形
     6 女は一つの宗教である
     7 10歳の愛 ―― 花々
     8 ままごと道具、 小さな庭
     9 14歳の母性 ―― 変身
    10 信仰の基礎としての歴史
    11 パラス ―― 理性のはたらき
    12 アンドレーア・デル・サルトの 『ラ・シャリテ』
    13 ヒロイズムの啓示


    第 II 部 結婚における女性

     1 どのような女性が最も愛情深いだろうか? 異種族の女性である
     2 どのような女性が最も愛情深いだろうか? 同種族の女性である
     3 最も愛情深いのはどのような男性か?
     4 試 練
     5 娘はどんなふうにして心を与えるのか
     6 娘は父母の家を去る
     7 新妻 ―― 一人寂しく思うこと
     8 彼女は協力し依存しよと欲する
     9 芸術と読書について ―― 共通の信仰について
    10 アフリカの偉大な伝説、善意の神としての女 (「愛の歴史」 断章)
    11 いかにして女は男を乗り越えるか
    12 愛による謙譲、 告白
    13 愛の交感 ―― 自然のための祭式
    14 続き ―― 自然のための祭式


    第 III 部 社会における女性

     1 平和と文化の天使、 女性
     2 最後の愛 ―― 女性の友情
     3 女性を保護した女性 ―― カロリナ
     4 女囚たちのなぐさめ
     5 女の持つ医療的力
     6 薬 草
     7 子供たち ―― 光 ―― 未来


    ミシュレの覚え書き


    訳者解説 ミシュレの生涯と思想
    少年時代 / ポワンソの死 / 学問の世界へ / 結婚、 そして妻の死
    「わが唯一の事件」 フランス史 / 危機の時期 /
    アテナイス、 そして 「自然」 / 女、 そして 『女』

    附 録 ミシュレの主要著作一覧

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