〈特集〉〈社会思想史〉を問い直す
〈社会思想史〉を問い直すために 上野成利
「啓蒙」思想史としての「社会思想史」 坂本達哉
社会思想史の〈物語〉 植村邦彦
〈公募論文〉
ジョン・ロックにおける自然法と市民的美徳 【政治的貢献から勤勉へ】 柏崎正憲
ルソーの政治思想における狂信批判 関口佐紀
アメリカ革命と歴史叙述の政治思想 【ドミニオン・セオリーをめぐる対抗】 上村剛
政治的言説の理論 【ハートとネグリにおける預言概念】 飯村祥之
人質の思想 【森崎和江における筑豊時代と自由をめぐって】 大畑凛
〈書評〉
『公共的知識人の誕生――スウィフトとその時代』(田中祐子著) 林直樹
『啓発された自己愛――啓蒙主義とバルベラックの道徳思想』(門亜樹子著) 武井敬亮
『美学イデオロギー――商業社会における想像力』(大河内昌著) 有江大介
『コンドルセと光の世紀――科学から政治へ』(永見瑞木著) 安藤隆穂
『カントにおける倫理と政治――思考様式・市民社会・共和制』(齋藤拓也著) 網谷壮介
『フィヒテ 「二十二世紀」の共和国』(熊谷英人著) 高田純
『ドイツ啓蒙と非ヨーロッパ世界――クニッゲ、レッシング、ヘルダー』(笠原賢介著) 大塚雄太
『隠された奴隷制』(植村邦彦著) 山本圭
『戦後日本ジャーナリズムの思想』(根津朝彦著) 庄司武史
『啓蒙とは何か――忘却された〈光〉の哲学』(ジョン・ロバートソン著、野原慎司・林直樹訳) 犬塚元
『商業社会の政治学――ルソーとスミス』(イシュトファン・ホント著、田中秀夫・村井明彦訳) 米田昇平
『ヴァルター・ベンヤミン/グレーテル・アドルノ往復書簡1930-1940』(伊藤白・鈴木直・三島憲一訳) 徳永恂
『功利主義をのりこえて――経済学と哲学の倫理』(アマルティア・セン、バーナード・ウィリアムズ編著、後藤玲子監訳) 宮本雅也
『試される民主主義――20世紀ヨーロッパの政治思想(上・下)』(ヤン=ヴェルナー・ミュラー著、板橋拓己・田口晃監訳) 高山裕二
第9回(2019年度)社会思想史学会研究奨励賞の公示
2019年会員新著一覧(五十音順)
英文抄録/英文目次
公募論文投稿規程/公募論文審査規程/執筆要領/社会思想史学会研究奨励賞規程
編集後記