- 市村真一 著
- 四六上製 328頁・カラー口絵4頁
ISBN-13: 9784865784015
刊行日: 2023/10
世界を代表する経済学者との接点
A・H・ハンセン、P・サムエルソン、R・ソロー、G・シュルツ、D・H・ロバートソン、S・クズネッツ、W・レオンティエフ、L・R・クライン、李登輝、高田保馬、青山秀夫、平泉澄、猪木正道……京大時代、MIT時代からアジア経済の現地調査を重ねていた時代、そして現在まで、国内外の錚々たる恩師たち、学友たちとの交流と尽きせぬ友情を綴る。
目次
はしがき
第1章 海外の恩師、学者たち
A・H・ハンセン/P・サムエルソン/R・ソロー/ G・シュルツ/J・R・ヒックス/D・H・ロバートソン/R・フリッシュ/J・ティンバーゲン/S・クズネッツ/W・レオンティエフ/P・サムエルソン/ L・R・クライン/李登輝
第2章 日本の恩師たち
高田保馬/青山秀夫/平泉澄
第3章 日本の学者たち
馬場正雄/建元正弘/森嶋通夫/斎藤光雄/猪木正道/篠原三代平/能勢哲也
第4章 日本の友人たち
阿南陸相と近藤参謀/石田登寿夫/鎌倉昇/三島由紀夫/工藤友惠/末次一郎/安場保吉/田中卓/木村汎
関連情報
本書は、私がこれまで研究し調査した経済学を中心とする社会科学という学問、及び日本とアジア諸国の経済発展、特に近代発展の勉学をお導き頂いた、内外の諸先生・先輩方、及び共に努力し協働した朋友との想い出の記録です。
幼い頃、人生五十年と言われていましたが、今は百年と言われています。私もあと二年で百歳を迎えます。この交友の想い出が、多くの人達の学びや何がしかの一助となれば幸いです。
(「はしがき」より)
著者紹介
●市村真一(いちむら・しんいち)
大正14(1925)年京都市生れ。京都大学名誉教授,大阪国際大学名誉教授,(財)国際東アジア研究センター名誉顧問,東アジア経済学会名誉顧問。専門は,計量経済学・経済発展論。
[学歴]1949年京都大学経済学部卒。1953年MIT Ph.D.
[職歴]和歌山大学助教授(49-56),大阪大学社会経済研究所教授(56-68),京都大学東南アジア研究センター教授(68-88,所長69-79),大阪国際大学副学長(88-95),(財)国際東アジア研究センター所長(95-2002),同センター顧問(2002-05),The Econometric Society Fellow(1962-),東アジア経済学会会長(1992-98),国連Committee for Development Planning委員(72-90),(社)日本教育会会長(83-90)。
[著書]
『経済循環の構造』創文社,1954
『世界のなかの日本経済』中央公論社,1965
『試練に立つ経済大国』日本経済新聞社,1970
『日本経済の進路を索めて』創文社,1985
『日本の教育をまもるもの――続 教育の正常化を願って』創文社,2004
『皇室典範を改正しなければ、宮家が無くなる』藤原書店,2012
『日本とアジア――経済発展と国づくり』藤原書店,2022 他多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです