- ピエール・ブルデュー ハンス・ハーケ 著
- コリン・コバヤシ 訳
- A5上製 200頁
ISBN-13: 9784894340398
刊行日: 1996/5
知と芸術は自由たりうるか?
ブルデューと、大企業による美術界支配に対して作品をもって批判=挑発し続けてきた最前衛の美術家ハーケが、現代消費社会の商業主義に抗して「表現」の自律性を勝ち取る戦略を具体的に呈示。ハーケの作品写真も収録。
目次
読者へ (イネス・シャンペイ)
序
・・・・・・・・・・ ピエール・ブルデュー
ハンス・ハーケ
表現の自由と自主規制
―― ヘルムズ上院議員とマールボロの国 ――
知識人や芸術家を誘惑する企業戦略
―― 事情を熟知している文化メセナの主役たち ――
挑発としての芸術作品
―― 感覚の回路へ ――
情報の生産者たち
―― 本物のシミュラークル ――
新保守主義者のネットワーク
―― 「ハイ・カルチャー」 を掲げた十字軍の戦士たち ――
普遍主義のために
―― 西洋の防衛と絶対主義の再来に抗して ――
国家 対 知と芸術
作品とコンテキスト
―― 形式の戦略 ――
どのような手法が可能か
―― 理性のリアルポリティークに向けて ――
あまりにも美しすぎる
・・・・・・・・・・ ピエール・ブルデュー
ゴンドラ ! ゴンドラ !
・・・・・・・・・・・・・・・ ハンス・ハーケ
ハンス・ハーケ作品一覧
訳者あとがき (コリン・コバヤシ)