- 浅利誠 荻野文隆 編
- フィリップ・ラクー=ラバルト/芥正彦/桑田禮彰
- A5変上製 336頁
ISBN-13: 9784894340442
刊行日: 1996/7
他者の共同体
ハイデガーのナチ加担問題の核心に迫るラクー=ラバルト『政治という虚構』を出発点に、ハイデガー問題の全容、「日本」という問題の歴史性に迫る。『政治という虚構』のダイジェスト、「国民社会主義の精神とその運命」収録。
目次
はしがき
浅利 誠
Ⅰ 国民社会主義の精神とその運命
フィリップ・ラクー=ラバルト
浅利 誠 訳
Ⅱ 討 論 ハイデガー問題と日本
芥正彦・浅利誠・荻野文隆・(司会) 桑田禮彰
はじめに
1 ハイデガー問題
1 政治・芸術・哲学
2 メディアと倫理
3 ヒューマニズムとデモクラシー
4 スペクタクル
5 共同体
2 他者なき思想
1 鎖 国
2 「身体なき器官」
3 国家・共同体・個人
4 日本企業
3 21世紀へ
1 日本とヨーロッパ
2 個人的レジスタンスと出会い
3 「いまここ」 とニュース
4 ハイデガーの沈黙
Ⅲ 他者なき思想 ―― 鎖国の歴史性と反コペルニクス的転回
荻野文隆
付 グンドルフ賞受賞のことば
フィリップ・ラクー=ラバルト
浅利 誠 訳
あとがき
荻野文隆
人名索引