- さがら邦夫編
- 西澤潤一・序
- A5判 264ページ
ISBN-13: 9784894341135
刊行日: 1998/12
緊急増刷中! 2021年ノーベル物理学賞受賞、真鍋淑郎氏インタビュー所収
「地球温暖化防止京都会議」は虚構だったのか?
通産省、気象庁から環境経済学、森林学、気候変動の専門家、及び環境NGOの実践家まで、15人の専門家が問題の最前線を語り激突。地球温暖化の真相と今後の展望を語る。
目次
序 西澤潤一(岩手県立大学学長)
第1部 座談会
「地球温暖化防止京都会議」とは何だったのか
森島昭夫
(上智大学法学部教授・地球環境戦略研究機関理事長)
田中正之(東北大学大学院理学研究科教授)
櫻井和人(通産省・環境立地局地球環境対策室長)
(司会)さがら邦夫(ジャーナリスト)
第2部 インタヴュー 地球温暖化の最前線
1 地球の気候はどうなっているのか
シミュレーションが予測する全地球の気候異変
真鍋淑郎
(地球変動研究所 地球フロンティア研究システム地球温暖化予測研究領域長)
異常気象とエルニーニョ現象
松尾敬世(気象庁・気候海洋気象部海務課長)
2 森林はCO2を吸収するのか
北方森林は今やCO2の放出源?
福田正己(北海道大学 低温科学研究所教授)
森林に依存する不可能な政府政策
箕輪光博
(東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部教授)
3 地球温暖化防止に果たす市民の役割
小倉正(熱帯林行動ネットワーク)
小野寺ゆうり(地球の友ジャパン)
竹村英明(前グリーンピース・ジャパン)
畑 直之(気候ネットワーク)
平田仁子(気候ネットワーク)
4 「自然と人間の共生」を柱とする経済システム改革
植田和弘
(京都大学大学院経済学研究科・経済学部教授)