- テレンス・K・ホプキンズ イマニュエル・ウォーラーステイン 編
- 丸山勝 訳
- A5上製 384頁
ISBN-13: 9784894341401
刊行日: 1999/6
世界システム論による初の総合的戦後世界分析!
第二次大戦後の世界システムの動向を、国家間システム、生産構造、労働力、福祉、ナショナリズム、知の構造の六つの局面から詳細に分析、全世界が迎えつつある「大転換」の真の姿を予測!
目次
日本語版への序文
日本は興隆するのか、 衰減するのか
イマニュエル・ウォーラーステイン
本書について
はじめに
ブルース・カミングズ
1 世界システム ―― 危機は到来したか
イマニュエル・ウォーラーステイン、テレンス・K・ホプキンズ
I 制度のヴェクトル ―― 1945-90年
2 国家間システム
トマス・ライファー、ジェイミー・サドラー
1945-67 / 73年 ―― 冷戦構造の構築
1967 / 73-90年 ―― 国家間システムの変貌
3 世界生産
池田 哲
拡大、 統合、 分極化
広がる多国籍企業の役割
工業セクター
サーヴィス・セクター
アメリカの覇権と世界経済
結 語
4 世界労働力
ファルーク・タバク
パックス・アメリカーナとテーラリズムの世界展開
テーラリズムの世界伝播
資本の拡大と労働支配 ―― その態様の変化
拡大する準プロレタリア世帯の領域
5 世界人間福祉
シーラ・ペリゾン、ジョン・キャスパリス
1945-67 / 73年 ―― 福祉国家の絶頂期
1967 / 73-90年 ―― 福祉国家批判
6 国家の社会的凝集力
ギョルギ・M・デルルギアン
1945-67 / 73年 ―― あまねく解放が語られた時代
1967 / 73-90年 ―― 逆流の時代
7 知の構造
リチャード・リー
1945-67 / 73年 ―― コンセンサスの形成
1967 / 73-90年 ―― 対立と変容
過度期の世界
II 概 観
8 1945-90年の世界を概観する
イマニュエル・ウォーラーステイン
9 1990-2025年の世界を展望する
イマニュエル・ウォーラーステイン
訳者あとがき
文献注
事項索引
人名索引
著者紹介
【編者】
●イマニュエル・ウォーラーステイン(Immanuel Wallerstein)
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