- 中内敏夫 著
- [月報]寺内礼/上野浩道/田嶋一/兵藤宗吉
- A5上製 264頁
ISBN-13: 9784894341586
刊行日: 1999/12
「教育学」の新しい領野を切り拓いてきた著者積年の集大成、歴史人口学を駆使し「学校」と日本人の関係に迫る!
日本の教育のシステムが、前世紀的心性から離脱し、中間層、労働者層にまで浸透する過程を追跡し、日本社会の「産育」自体の変動を鮮やかに浮上させる。
関連情報
【本著作集について】
「教育」はどこへ行こうとしているのか? 教育の根幹が問われる現在、社会史、心性史、民衆思想などを横断しつつ、教育・教育学の内部から、その枠組み自体を問い続けてきた著者の業績を集大成。制度史としての「教育」史から脱却し、無名の民衆の人づくりの在りように向けられた眼差しを主軸において、人づくりの歴史と未来像を模索する、著者渾身の著作集!
〈刊行委員〉 稲葉宏雄 竹内常一 田中昌人 安丸良夫
〈編集代表〉 上野浩道 木村 元 久冨善之 田中耕治
〈推薦〉 阿部謹也 大田堯 波多野誼余夫 原ひろ子
【全巻構成】
1 「教室」をひらく──新・教育原論
2 匿名の教育史
3 日本の学校──制度と生活世界
4 教育の民衆心性
5 綴方教師の誕生
6 学校改造論争の深層
7 民衆宗教と教員文化
8 家族の人づくり──18~20世紀日本