- ピエール・ブルデュー 著
- 加藤晴久 訳=解説
- 四六変並製 192頁
ISBN-13: 9784894341890
刊行日: 2000/7
「市場独裁」の視点からグローバリズムを徹底批判!
「市場」なるものが独裁者然と君臨する「グローバリズム」、ネオリベラリズムの新・世界資本主義を前にして、われわれに対抗の術は見いだせないのか?
市場独裁主義の地球規模の戦略に対抗しうる「国家を越えたレベルの運動体」と「個人が生活の場でなし得る対抗戦術」を呈示し、「幸福の経済学」を提唱。
目次
日本の読者へ
読者へ
国家の左手と右手
あるがままのソレルス
試金石としての外国人の運命
理性で武装した、 あるいは理性の威を借りた権力乱用
国鉄労働者の言葉
一つの文明の破壊に反対する
「グローバリゼーション」 神話とヨーロッパ福祉国家
ティートマイヤー的思考
社会科学者、 経済学と社会運動
新しいインターナショナリズムのために
テレビジョン再論
われわれを無責任呼ばわりする 「責任ある者たち」
不安定就労は、 いま、 いたるところに
失業者の運動 社会的奇跡
否定的知識人
ネオ・リベラリズム ――際限ない搾取の (実現途上にある) ユートピア
原 注
訳 注
訳者解説