- ジョルジュ・サンド
- ミシェル・ペロー編 持田明子訳
- 四六上製 336ページ
ISBN-13: 9784894341968
刊行日: 2000/9
歴史家ペローの目で見た、新しいジョルジュ・サンド
政治が男性のものであった1848年二月革命の共和国フランス。はじめて民衆の前で声をあげた女性、ジョルジュ・サンドが当時の政治に対して放った論文・発言・批評的文芸作品を精選。
目次
日本の読者へ
ミシェル・ペロー
第I部 サンド
―― 政治に関与した女性
ミシェル・ペロー
第II部 政治と論争
(1843-1850)
第1章 社会への批判
―― 『ファンシエット』
第一の告発 哀れな白痴の娘の運命は
(ブレーズ・ボナンがクロード・ジェルマンにあてた手紙)
社会の裁きを
(『独立評論』 誌編集長への伝言)
第2章 新しい新聞の創刊
―― 『アンドル県の斥候兵』 紙の時代
第二の告発 労働者のあえぎ
(『パリのパン職人』)
第三の告発 死刑・投獄制度への反対
(「独歩爺さん」)
第3章 共和国よ!
―― 最初の呼びかけ
現在を学べ
(『民衆への手紙』)
第4章 歴史の証人
―― 『民衆の大義』 誌
皆に真理を
(『民衆の大義』 誌のための序)
未来の解放者たち
(「パリの市街」)
紛 糾
(1848年4月16日の1日)
街頭デモ
(1848年4月20日の1日)
第5章 共和国政府の協力者として
―― 『共和国公報』
租税問題
(『共和国公報』 第7号)
労働者よ、立ち上がれ
(『共和国公報』 第8号)
公 権
(『共和国公報』 第10号)
女性の社会的権利
(『共和国公報』 第12号)
投票へ!
(『共和国公報』 第15号)
共和国を守ろう
(『共和国公報』 第16号)
栄光の4月20日
(『共和国公報』 第19号)
選挙後
(『共和国公報』 第22号)
第6章 共和政のひずみ
―― 『真の共和国』 紙
連帯・賃金・平等
(「市庁舎の前で」)
パリと地方
(一職人から妻への手紙、 妻の返事)
第7章 1848年における女性と政治
「ひとつの性」 の名のもとに
(『レフォルム』 紙編集者へ、 『真の共和国』 紙編集者へ)
女性たちに平等の権利を
(中央委員会委員諸氏へ)
原 注
関連年表
アンガジュマンの作家、 ジョルジュ・サンド
―― 訳者あとがきにかえて