丸山 勝 + 山本 勲
四六判 264ページ
ISBN-13: 9784894342200
刊行日: 2001/2
“最後の“火薬庫”
人口増大、環境悪化が進行する中で海に活路を求める大陸中国と、陳水扁総統就任で民主化の新局面に達した台湾。日本の間近に残された東アジア最後の“火薬庫”=中台関係の現状と展望を、二人のヴェテラン・ジャーナリストが徹底分析!
目次
序 中台関係のゆくえが、 21世紀の東アジアをきめる
山本 勲
第I部 〈対談〉 台湾新政権誕生後の中台関係
丸山勝+山本勲
第II部 中台関係の変遷
―― 李登輝、 陳水扁、 そして21世紀
山本 勲
1 李登輝時代 ―― 「二国論」 をめぐる攻防
2 陳水扁時代の到来 ―― 「急進台独」 イメージを越えて
3 中国 ―― 21世紀の台湾統一戦略
第III部 陳水扁の挑戦
―― 動き出した民進党政権
1 政権交代が生んだもの
1 危機に瀕した 「全民政府」
2 民進党執政で何が変わるか
2 新しい中台関係の実験
1 統一 / 独立の枠を超えて
2 試行錯誤の始まり
3 「冷たい平和」 が終わる時
おわりに 中台関係の進路と日本
丸山 勝