〈鼎談〉
身体感覚をとり戻す
竹内敏晴+山田真+斎藤孝
女性を「脱構築」で切り刻んではならない!【ジュディス・バトラー批判と時代批判――身体史の視点から】 B・ドゥーデン(北川東子訳)
日本という国の空間論 千田 稔
公共化する身体【臓器移植の開く地平】 西谷修
歓待(ホスピタリティ)と痛み【「痛む身体」の系譜学】 I・イリイチ(福井和美訳)
〈インタビュー〉
自律的な養生とは何か 志村耕一
医療人類学から見た身体 波平恵美子
近代的身体と健康概念の歴史性 北澤一利
ラントナス、あるいは自由と健康の逆説について 富永茂樹
現代社会における健康不安の湧出【健康づくり運動は何をもたらしたか】 上杉正幸
身体と想像力 松原隆一郎
〈インタビュー〉
能と身体 櫻間金記
〈シンポジウム〉
生命のリズム【倒れてのちに思想を語る】
鶴見和子+上田敏+道浦母都子+西川千麗+高橋千鶴子+中村桂子
〈エッセイ〉
ことばと身体【文化論的視点から】 立川昭二
「野口整体」雑感 浅利誠
官能の行為としての食 北代美和子
◇特別論考
人類/生態系中心主義に向けて【文明の衝突ではなく、多様性のなかの統一を】 A・G・フランク(山下範久訳)
〈コラム〉
地球温暖化は「経済」だけで解決できるのか?【COP7(モロッコ会議)展望】 さがら邦夫
サルトルとブルデュー【サルトル人間学からハビトゥスの理論へ】 G・サピロ(石崎晴己訳)
〈特別対談〉
瞬間の故郷【二人の詩人の対話】 高銀+吉増剛造 姜尚中=序
サンド‐バルザック往復書簡 持田明子 編・訳
国家と国境について(3)(完) 立岩真也
◇連載 東洋について 3
東洋的社会の認識 子安宣邦
◇リレー連載 河上肇とその論争者たち 5
戸田海市と河上肇【初期京大の人々】 松野尾裕
◇連載 ブローデルの「精神的息子」たち 7
ピエール・ダルモン【新しい歴史学の対象としての身体・上】 聞き手 I・フランドロワ(尾河直哉=訳)
◇連載・徳富蘇峰宛書簡 7
中江兆民1 高野静子
◇鶴見和子の歌「地球温暖化」
◇石牟礼道子の句「水村紀行」