- 松島泰勝
- A5上製 464ページ
ISBN-13: 9784894342811
刊行日: 2002/4
沖縄本土復帰三十周年記念出版
十二世紀古琉球時代から現在までの沖縄経済思想史を初めて描ききる。過去の沖縄経済思想が持っていた「内発的発展論」と「海洋ネットワーク思想」の緻密な史的検証を通して、今、基地依存、本土からの援助依存をのりこえて沖縄が展望すべき未来の政策を大胆に提言する問題作。
目次
序 論
第1章 アジア型世界秩序における島嶼経済の位置付け
(12世紀~1879年)
第1節 海洋と島嶼
第2節 中国型華夷秩序と琉球経済
第3節 日本型華夷秩序と琉球
第4節 琉球型華夷秩序の形成
第2章 近代国家日本の中の沖縄経済
(1879~1945年)
第1節 近代沖縄における島嶼経済問題
第2節 近代沖縄社会の内発的発展
第3節 近代沖縄における経済思想
第3章 米軍統治下の島嶼経済
(1945~1972年)
第1節 島嶼経済の問題とその解決策
第2節 復帰前の沖縄軍事基地と島嶼経済
第3節 米軍統治下における経済思想
第4章 日本本土復帰と島嶼経済
(1972~2000年)
第1節 復帰後沖縄経済の構造
第2節 本土復帰における沖縄の経済思想
第3節 21世紀に向けた沖縄経済発展のための政策提言
結びに代えて
―― 島嶼経済論と沖縄
関連年表
注
英仏語参考文献
日本語参考文献
あとがき
索 引