- 劉徳有
- 王雅丹 訳
- 四六上製
ISBN-13: 9784894342965
刊行日: 2002/7
日中国交回復三十年記念出版
少年時代よりの卓越した日本語力により、毛沢東、周恩来、劉少奇、鄧小平、陳毅、郭沫若ら中国指導者の通訳として戦後日中関係のハイライトシーン、舞台裏に立ち会ってきた著者が、五十年に亙るその歴史を回顧。戦後日中交流史の第一級史料。上下二巻。
目次
日本の読者へ ―― こころとこころの触れ合いを
序
生れて1ヶ月目に 「九・一八事変」
大連から北京へ
人生の一大転機
大連から瀋陽へ、 瀋陽から大連へ
『人民中国』 と私
日本歴訪
初の交渉通訳
貿易代表団に随行、 初めての日本訪問
郭沫若、 戦後の日本の旅
王震の訪日に随行
再 会
矢木博先生
アジア・アフリカ作家東京緊急会議
『人民中国』 編集者の旅
麺と酒はいずれも味美しく ―― 李一氓訪日随行
長崎平和行
忘れ難い瞬間
われわれは同じ人種である ―― 毛沢東と日本国会議員団との会見
7項目におよぶ共通認識
心事 浩茫として 広宇に連なる
なぜ突然日本の友人に会うのか
悲観する必要はない、 前途は光明にみちている
「八全大会」 の同時通訳から
周総理と日本の友人 ―― 南原繁と大内兵衛との会見
当意即妙の応答
永く後世に残る浅沼精神
西華庁での記者会見
車中会談
心に残る教え
記者時代
新華社東京支社の創立
佐藤内閣とその中国政策
田中首相就任前後