- 佐佐木幸綱+鶴見和子 著
- A5変並製 224頁
ISBN-13: 9784894343160
刊行日: 2002/12
短歌の型に宿る“言霊”の力
万葉の時代、集団に埋没しきれぬ「我」の悲しみの強さを感じた時、歌が生まれた。「我」の内に異端を抱きこみ、歌の型に挑む歌人・佐佐木幸綱と、画一的な近代化論を否定し、「我」の内在する内発的発展論を打ち出してきた鶴見和子が織りなす熱論。シリーズ第三弾!
目次
第1場 型を継ぐ
知的好奇心の人 鶴見和子
信網・治網 ―― 非断絶の苦悩 (抄) 佐佐木幸網
第2場 発語とひびき
歌はわがいのち (抄) 鶴見和子
第3場 生命のリズム
与謝野晶子の出現 佐佐木幸網
第4場 型破り
第5場 アニミズム
第6場 言 霊
第7場 「われ」 の発見
第8場 歌と学問の関係
〈参考資料1〉 アニミスト、 鶴見和子
〈参考資料2〉 根拠へ向けて
〈対談を終えて〉 縁の明かり
あとがき
佐佐木幸網
佐佐木幸網
佐佐木幸網
鶴見和子