- 日本エントロピー学会編
- 責任編集=白鳥紀一・丸山真人
- 菊変並製 288ページ
ISBN-13: 9784894343245
刊行日: 2003/2
現場からの声が満載!
家電、アルミ缶、ペットボトル、コンクリート等のリサイクルの現場に立ち、また家庭ごみや有機農業を通して地域での循環を考える多彩な執筆陣が、真の循環型社会実現をめざして具体的な視座を呈示!
目次
物質循環の実態と展望 編者
I 循環型社会とは ―― 法と政策
1 循環型社会の形成へ
染野憲治
2 循環型社会論の取り組み経緯と課題
辻 芳徳
3 循環型社会創りはどこが間違っているのか
熊本一規
〈パネル討論〉 循環型社会形成推進基本法をどう考えるか
4 ごみ戦争と平和
川島和義
II リサイクルシステム ―― 経営と課題
1 建設リサイクルと環境経営
筆宝康之
2 循環型経済社会と組立て産業 ―― 家電リサイクルとメーカーの対応
上野 潔
3 レインボープランが築く世界 ―― 循環型地域社会への道
菅野芳秀
4 リサイクルの現実 ―― アルミ缶、 牛乳パック、 コンクリート
桑垣 豊
〈企業の取り組み事例1〉
アサヒビールの環境経営と廃棄物再資源化100%の取り組み
秋葉 哲
〈企業の取り組み事例2〉
リコーとキャノンの環境経営
須藤正親
III 物質循環 ―― 技術と評価
1 循環型社会における技術のあり方
井野博満
2 プラスチック・リサイクルは化学物質の健康影響を減らすか
松崎早苗
3 リサイクルとリユース、 どっちがおトク?
―― LCA評価と社会コストの比較 ――
中村秀次
4 材料技術から見た循環型社会の可能性と課題
原田幸明
IV 循環経済へ ―― 理念と展望
1 日本経済の現在と循環型社会への道
松本有一
2 貨幣改革と循環型経済
森野栄一
3 循環型社会への途 ―― 21世紀は第一次産業の時代
篠原 孝
4 循環型経済モデルの構想 ―― 広義の経済学の視点から
丸山真人
〈付録1〉 循環型社会形成推進基本法 (抄)
〈付録2〉 循環型社会を実現するための20の視点 (エントロピー学会)
索引
エントロピー学会紹介
著者紹介