- 武者小路公秀+鶴見和子 著
- A5変並製 224頁
ISBN-13: 9784894343818
刊行日: 2004/3
乱世を生きぬく思想とは何か
世界を舞台に知的対話をリードしてきた二人の巨人が、「東洋vs西洋」という単純な二元論を批判し、多様性を尊重する世界のあり方と日本の役割について徹底討論。
目次
思想の冒険 ―― 序にかえて 武者小路公秀
第1章 複数の東洋 / 複数の西洋
1 「9.11」 以後のアメリカ
2 非一神教的文明の役割
3 宗教間の対話から何を生み出すか
〈コラム〉
東西文明の対話 (武者小路公秀)
南方曼荼羅 (鶴見和子)
漂泊と定住 (鶴見和子)
「萃点」 とは何か (鶴見和子)
第2章 世界の知を結ぶ
4 国連大学で何を目指したか
5 再帰近代化と再帰社会学
〔幕間〕 国際政治と学問
〈コラム〉
「回生」 とは (鶴見和子)
第3章 東西文明の対話に向けて
6 乱世を超える思想
7 異なる文明を結ぶために
〈コラム〉
憲法調査会議録 (武者小路公秀)
社会科学をひらく (武者小路公秀)
〈対談を終えて〉 鶴見先生の思想の冒険に付き合って 武者小路公秀
あとがき 鶴見和子
収録=2002年2月9日・10日
於 =京都ゆうゆうの里