- 岡部伊都子
- 四六上製 240ページ
ISBN-13: 9784894343900
刊行日: 2004/5
母なる朝鮮
日本人の侵略と差別を深く悲しみ、日本の美術・文芸に母なる朝鮮を見出す、約半世紀の随筆を集める。
〔座談会〕日本のなかの朝鮮
井上秀雄+上田正昭+岡部伊都子+林屋辰三郎
〔跋〕よろこびの歌 朴菖熙
目次
〈講演〉 朝鮮のみなさまへ
Ⅰ 朝鮮母像
1958 - 80年
桃の節句
叡知のひと 橘寺 日羅像
下駄の音
“妓生観光反対!”
真の美
差別と美感覚
高貴な匿名の書
黄の屈辱
鏡の主体
琉装とチョゴリ
朝鮮母像
しばられし手の讃美歌
敬愛を抱いて
Ⅱ 鳳仙花咲く
1981 - 90年
光よ、 蘇れ
なぜ 「征伐」 というのでしょう
鳳仙花咲く
半端者のいま
寒村先生の三項目
語学の講座
てのひらと太陽
耳塚墳丘
虚空の指
「はざま」 からの展望
美しい術と書きます。 美術とは。
Ⅲ 悲しみを 「忘れじ」
1990 - 2004年
本川橋西詰
これは、 確かに
全域をへだてなく
ひとりのおいのち
自然な願い
ひっそり死
美に学ぶ
白磁の骨壺
筑豊・悲しみを 「忘れじ」
私のうそ
朴先生からの電話
一対の生き雛への祈り
韓国に在る思い
〈座談会〉 日本のなかの朝鮮
( 『日本のなかの朝鮮文化』 第二号、 1969年)
井上秀雄 / 上田正昭 / 岡部伊都子 / 林屋辰三郎
〈跋〉 よろこびの虹 ―― 岡部伊都子さんのこと
朴菖熙
あとがき
出典一覧