- エミール・ゾラ
- 宮下 志朗編訳=解説
- 四六変上製カバー装 464ページ
ISBN-13: 9784894344013
刊行日: 2004/09
資本主義社会に生きる人間の矛盾を描き尽した巨人
最初の傑作「テレーズ・ラカン」の他、「引き立て役」「広告の犠牲者」「猫たちの天国」「コクヴィル村の酒盛り」「オリヴィエ・ベカーユの死」など、近代都市パリの繁栄と矛盾を鋭い観察眼で執拗に写し取った短編を本邦初訳・新訳で収録。
目次
テレーズ・ラカン (1867年)
[補] 『テレーズ・ラカン』 第二版への序文
イポリット・テーヌよりエミール・ゾラへ
サント=ブーヴよりエミール・ゾラへ
エミール・ゾラよりサント=ブーヴへ
引き立て役 (1866年)
広告の犠牲者 (1866年)
ある恋愛結婚 (1866年、 「テレーズ・ラカン」 原型)
辻馬車 (1868年)
猫たちの天国 (1868年)
コクヴィル村の酒盛り (1879年)
オリヴィエ・ベカーユの死 (1879年)
訳者解説 宮下志朗