- イマニュエル・ウォーラーステイン 著
- 山下範久 訳
- 四六上製 448頁
ISBN-13: 9784894344044
刊行日: 2004/9
われわれはどこへ向かっているのか?
“9・11”以後のアメリカの狂乱状況を、近代世界システム五百年史の終末段階における最後の覇権国の崩壊の象徴として位置づけ、新しい世界システムの構築に向けて我々はいかに生きるべきかを問う!
目次
序 過去と未来の狭間にあるアメリカン・ドリーム
第一部 テーゼ
1 アメリカ合衆国の衰退 ―― 鷲は散り墜ちた
第二部 交錯する修辞と現実
2 二十世紀 ―― 「真昼の暗黒」?
3 グローバリゼーション ―― 世界システムの長期的軌跡
4 レイシズム ―― われわれの却罰
5 イスラーム ―― イスラーム、 西洋、 そして世界
6 他 者 ―― われわれとは誰のことか、 他者とは誰のことか
7 民主主義 ―― レトリックか現実か
8 知識人 ―― 問われる価値中立性
9 アメリカと世界 ―― 隠喩としてのツイン・タワー
第三部 どこへ向かっているのか
10 左 翼 一 ―― 理論と実践再論
11 左 翼 二 ―― 移行の時代
12 運 動 ―― 今日、 反システム運動であるとはいかなることか
13 二十一世紀的ジオポリティクスにおける諸断層 ―― 将来世界のかたち
後 言
1 正義の戦争
2 「衝撃と畏怖」 ?
謝 辞
訳者あとがき
索引
著者紹介
●イマニュエル・ウォーラーステイン(Immanuel Wallerstein)
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