- ジョルジュ・サンド
- 持田明子訳=解説
- 四六変上製 232ページ
ISBN-13: 9784894344310
刊行日: 2005/1
19~20世紀の多くの作家に影響を与えた女性作家の集大成
妻を亡くし、裕福な寡婦との見合いに出かける農夫ジェルマンと貧しい娘マリーが、道に迷い野宿した「魔の沼」の畔の一夜に生まれた清新な愛を描く最も有名な田園小説「魔の沼」に、サンドの宗教観がうかがえる「マルシへの手紙」を併録。
目次
魔の沼
作品解題
第1章 作者から読者へ
第2章 耕 作
第3章 モーリス爺さん
第4章 畑の名人ジェルマン
第5章 ギエのおかみさん
第6章 ピエール坊や
第7章 荒れ地で
第8章 大きなカシの木の下で
第9章 夕べの祈り
第10章 寒さにもかかわらず
第11章 満天の星の下で
第12章 村の粋な女
第13章 主 人
第14章 老 婆
第15章 帰 宅
第16章 モーリスのおかみさん
第17章 マ リ
〈付録〉
1 田舎の結婚式
2 衣装渡し
3 婚 礼
4 キャベツ
マルシュ地方とベリー地方の片隅
―― ブサック城のタピスリー
ベリー地方の風俗と風習
訳者解説