社会思想史学会編
A5並製 208ページ
ISBN-13: 9784894344754
刊行日: 2005/09
「近代主義」と「近代批判」が表裏一体をなしていた戦後の社会思想を問い直す !
【執筆者】恒木健太郎/篠原洋治/小島秀信/植村邦彦/森政稔/日暮雅夫/細見和之/原田哲史/宮本真也/長谷川悦宏/伊藤綾/桐原隆弘/増井三夫/宇城輝人/生越利昭/只腰親和
目次
〈公募論文〉
〈生産力〉から〈生産倫理〉へ
――大塚久雄の言説の変遷と経済史的背景 恒木健太郎
フーリエの商業批判についての一考察 篠原洋治
市場的交換の観念体系 小島秀信
〈研究動向〉
唯物論と自然主義をめぐって――2004年のマルクス 植村邦彦
〈帝国〉の歴史的遍在と政治思想史の言説空間 森政稔
討議と承認からの境界設定――批判的社会理論の今日的展開 日暮雅夫
〈書 評〉
『現代日本思想論――歴史意識とイデオロギー』(安丸良夫著) 細見和之
『フリードリッヒ・リストと彼の時代――国民経済学の成立』(諸田實著) 原田哲史
『近代啓蒙批判とナチズムの病理
――カール・シュミットにおける法・国家・ユダヤ人』(佐野誠著) 宮本真也
〈公募論文〉
人類教の二つの解釈 長谷川悦宏
諦念としての歴史哲学――ジョゼッペ・フェッラーリの歴史理論 伊藤綾
〈戦後世代人間学〉とマックス・シェーラー――カント的人間像の復権 桐原隆弘
〈研究動向〉
問い直される教育の歴史表象と歴史認識
――比較教育社会史研究の最近の論議―― 増井三夫
進 化――生物と社会と 宇城輝人
〈書 評〉
『プーフェンドルフの政治思想――比較思想史的研究』(前田俊文著) 生越利昭
『トマス・リード――実在論・幾何学・ユートピア』(長尾伸一著) 只腰親和