- 竹内浩三・文と絵
- よしだみどり 編
- B6変上製 272頁
ISBN-13: 9784894345287
刊行日: 2006/10
「骨のうたう」竹内浩三の詩と自筆の絵で構成!
泣き虫で笑い上戸、淋しがりやでお姉さんっ子、「よくふられる代わりによくホレる」……
思わず吹きだす天賦のユーモアに溢れながら、ギクリとさせられる、人間の暗い内実を鋭く抉る言葉。しかし底抜けの明るさで笑い飛ばすコーゾー少年の青春!!
自ら描いたユニークなマンガとの絶妙な取り合わせに、何度読んでも涙と笑いが止まらない!!
目次
I 五月のように
五月のように
三ツ星さん
雲 (一)
説 教
夜更け
膀 胱
うどん
放 尿
烟
秋の色
雲 (二)
かえうた
しかられて
口 業
十二ヶ月
YAMA
愚の旗
よく生きてきたと思う
II 芸術について
大正文化概論
江古田の森
人 生
町角の飯屋で
金こない
雨
金がきたら
麦
ある夜
東 京
泥 葬
ひたぶるにただ
生きていることは
芸術について
モオツアルトのシンホニイ四〇番
メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト
チャイコフスキイのトリオ
トスカニニのエロイカ
手 紙
こん畜生
あきらめろと云うが
おんな
みじか夜を
妹
空をかける
星
海
北海に
むしょうに淋しうございます
夜汽車の中で
わかれ
兵隊になるぼくは
III 色のない旗
ぼくもいくさに征くのだけれど
蝶
詩をやめはしない
冬に死す
わが影
宇治橋
おとこの子
曇り空
おもちゃの汽車
なんのために
横町の食堂で
夕焼け
鈍走記
色のない旗
空は ぼくは
IV 入営のことば
入営のことば
兵営の桜
ぼくのねがいは
雀
寒イ景色ノ中デ
行軍 (一)
ベートーベン第七交響曲
白イ月ノ夜
行軍 (二)
風とマンジェと
ナポレオンハネェ
射撃について
今夜はまた……
夜通し風がふいていた
空ヲトンダ歌
南からの種子
ボクの日本は
春ガキタ
陽炎ガ
五月ガキテモ
うたうたいは
V 骨のうたう
みどり葉の五月
ことしのせっく
はつなつ
汗
月夜ノ剣術
田園詩
ボクガ戦ウ
ハガキミタ
白い雲
演習 (一)
望 郷
演習 (二)
姉よ
日本が見えない
お 前
帰 還
骨のうたう
鈍走記 (草稿)
骨のうたう (原型)
出典一覧