序 章 課題と方法
第1節 課 題
第2節 先行研究
第3節 構 成
第1章 満鉄調査部の創立
1907~1916
第1節 後藤新平と調査活動
第2節 満鉄調査機関の設立と活動
第3節 後藤新平の植民地統治思想とその後の調査活動
第2章 ロシア革命と満鉄調査部の本格的稼動
1917~1926
第1節 ロシア革命と満鉄調査部
第2節 日ソ国交回復と満鉄調査部
第3章 臨時経済調査委員会の活動
1927~1930
第1節 山本条太郎と松岡洋右
第2節 臨時経済調査委員会の構成
第3節 委員会の調査活動
第4節 臨時経済調査委員会の機能と役割
第4章 満洲事変後の満鉄調査部
1931~1936
第1節 経済調査会成立前史
第2節 満鉄経済調査会の誕生
第3節 日満政策集団の結合と五ヵ年計画
第4節 産業部の設立と五ヵ年計画の実施
第5節 華北分離工作と満鉄
第5章 南郷龍音と満鉄経済調査会
第1節 「幣制統一」 と中央銀行設立
第2節 日満幣制統一工作
第3節 満洲産業開発五ヵ年計画の金融部門の立案
第6章 日中戦争後の満鉄調査部
1937~1941
第1節 盧溝橋事件の拡大と満鉄調査部
第2節 日中戦争下の満鉄調査部の活動
第7章 満鉄調査部のユダヤ人問題調査
第1節 日本のユダヤ人対策
第2節 極東ユダヤ人代表会議の開催
第3節 満鉄のユダヤ人調査
第8章 満鉄調査部員の日常生活
第1節 満鉄調査部員の勤務状況
第2節 満鉄調査部員の休日
第3節 満鉄調査部員の住宅状況
第4節 給与とボーナス
第5節 留学・出張
第9章 満鉄調査部事件への道
1930s~1941
第1節 関東憲兵隊資料の概要と発見の経緯
第2節 満鉄調査部と 「経調派」 (満鉄マルクス主義) の形成
第3節 国策への強力
第4節 大調査部と綜合調査
第5節 綜合調査の展開
第6節 ケルンの結成と尾崎秀実
第10章 満鉄調査部事件の勃発とその顛末
1941~1945
第1節 関東憲兵隊と事件の発端
第2節 佐藤大四郎と合作社運動
第3節 事件の展開と真相
第4節 判 決
第5節 満鉄調査部事件・企画院事件そして尾崎・ゾルゲ事件
第6節 事件後の満鉄調査部
第11章 満鉄調査部の戦後
第1節 満州国の解体と満鉄の解散
第2節 満鉄の接収と満鉄関係者の留用・引揚げ
第3節 満鉄関係者の戦後
第4節 満鉄調査部員の戦後
第5節 満鉄調査部の終焉とその評価
あとがき
満鉄調査部関連年譜
人名索引