〈シンポジウム〉後藤新平の世界構想と世界戦略 加藤陽子+木村汎+榊原英資+塩川正十郎+松田昌士+御厨貴
後藤新平とスターリン 【1928年の会談とソ連の対日政策】
ゲンナーディ・ボルヂューゴフ
ロシア人の目で見た後藤新平
ワシーリー・モロジャコフ
「植民地」支配戦略としての「文装的武備論」 ウヴァ・ダヴィッド
植民地近代の分析と後藤新平論【台湾近代史を事例として】
張 隆 志
後藤新平の外交構想
三宅正樹
高野長英、安場保和、後藤新平
鶴見俊輔
後藤新平と新聞社
駄場裕司
後藤新平と放送の公共性
武田 徹
藩閥、官僚、政党【後藤新平の政治空間】
清水唯一朗
後藤新平の経済政策構想
若月剛史
後藤新平研究の回顧と展望・序説
【伝記編纂事業と「後藤新平アーカイブ」の成立を中心に】
春山明哲
●後藤新平の死は世界でいかに報じられたか?
アメリカ『ニューヨーク・タイムズ』紙
ソ 連 『イスヴェスチア』紙
中華民国『中央日報』紙(解説=三田剛史)
満 洲 『満洲日報』紙(解説=李相哲)
台 湾 『台湾日日新報』紙(解説=李相哲)
日 本 『東京日日』『大勢』『国民』『大阪時事』
『都』『読売』『東京毎夕』各紙
●同時代人が語る後藤新平
C・A・ビーアド 調査の政治家
新渡戸稲造 性格上より観た後藤伯
大川周明 後藤伯爵
東海隠史 後藤伯大風呂敷の内容
●後藤新平のことば
余を感化せる高野長英
勝海舟伯の印象
読書と活社会
予の好む青年
●私にとっての後藤新平
青山やすし/岩見隆夫/梅原誠/梅森健司/大星公二/大村智/葛西敬之/粕谷一希/片山善博/加藤聖文/加藤丈夫/河?武蔵/草原克豪/小林英夫/榊原英資/佐々木隆男/椎名素夫/塩川正十郎/篠田正浩/下河辺淳/鈴木俊一/中島純/西澤潤一/橋本五郎/平野眞一/福田勝幸/増田寛也/松岡滿壽男/松原治/三谷太一郎/森繁久彌/V・モロジャコフ/安田弘/養老孟司/吉田直哉/吉田瑞男/李登輝/渡辺利夫
《小特集》追悼・Ph・ラクー=ラバルト
フィリップ・ラクー=ラバルト 絶筆/未発表インタビュー/手稿
J-L・ナンシー/アラン・バディウ/ミシェル・ドゥギー
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《特別寄稿》 「新しい文芸批評家」の誕生ともいえる 初の著作『日本文学の光と影』に、加藤周一が刮目。
独創的で開かれた文芸批評家、 バルバラ
加藤周一
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《連載》
●金時鐘の詩 何時か誰かまた
金時鐘
●往復書簡 多田富雄-石牟礼道子 〈第五信〉ユタの目と第三の目
多田富雄→石牟礼道子
●科学から空想へ――フーリエとその精神的系譜 5 オーウェンとフーリエ
石井洋二郎
●伝承学素描 5 国譲りと出雲
能澤壽彦
《連載》
●榊原英資が世界を読み解く 13 グローバル・インバランス
巻頭俳句 石牟礼道子
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